第十七話
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ーラー・システムで、焼かれる前のソロモンの状態です。また、我々が調べている途中なのですが内部にはまだ、沢山の宇宙戦艦やMS等が有ると思うのですが、何分人材不足でして、遅々として進んでおりません」
「そうか。ならば、まだ完全に稼働出来る訳ではないのだな」
「はい。残念ながら、先発隊だけではとても無理です」
申し訳なさそうに、頭を下げるトワニング准将。まあ、先発隊なんて、2000人位しか送ってないからしょうがない。
「まあ、気にしないでソロモンに向かいましょう」
「はい。かしこまりました。不精、トワニングがエスコートさせて頂きます」
敬礼して、艦隊陣形を指示するトワニング准将。 レウルーラが、先頭に立ちリリー・マルレーンを、ムサカ級が3隻で取り囲む。陣形が整った所で、艦隊が出発した。
悠斗sideout
イルマside
私は今、宇宙に来ています。私の座席から青く輝く星が見えます。そう、私の住む地球です。
何故私が、宇宙に居るのかと言うと、一月程前にあった将官クラス会議が事の発端でした。
何でも、宇宙衛星が発見した巨大な衛星が有ると言う事で、先見隊を送った所、宇宙軍の基地に使えるとの事で、不動准将が自ら視察に赴くとの事で、秘書官の私も一緒に行く事になりました。
しかし、いざ宇宙に来てみると無重力下での移動訓練なんて、受けて居ないので、今は椅子におとなしく座っています。
(はあ〜。まさか、宇宙に行くて聞いていたけど、無重力空間が、此処まで動きにくいなんて。しかも、不動准将は立ち上って、シーマ中佐と何か話しているみたいだから、話し相手もいないし、宇宙を眺めるしかないなんて)
少し力加減を間違えたら、立ち上がるための反動で、天井まで行ってしまいそうで怖いので、立ち上がらずに外の景色を、眺めるのだった。
イルマsideout
コッセルside
迎えにきた艦隊に合流してから、2時間位たったな。相変わらず、シーマ様と悠斗の若旦那は、楽しげに話をしている。
まあ、俺は艦の指揮をとりながら、デブリを艦に当てないように、回避行動をとっている。
「コッセル大尉。右舷から、デブリが接近しています」
「あと、何分後に艦に接触する?」
「2分後です。そこそこな大きさです」
シーマ様達をチラッと見る。丁度悠斗の若旦那が、シーマ様の真ん前に立っている。
「よし。回避行動。だだし、少し強めに揺らせ」
操舵手に小さな声で伝える。幸い二人は気付いていないようだ。
俺の意図を理解した操舵手が、小さく頷いた。
(さて、どうなるかな?)
シーマ様がどんな反応をするか、内心楽しんでいた。
コッセ
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