第十六話
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で格納庫まで歩いている。
「しかし、不動准将か。かなり若いが、やり手と言う感じかしたな」
マシュマーがそんなことを言ってきた。
「そうであろう。彼は、このメビウスの総司令なのだから」
グレミーが当たり前だと、言わんばかりに言う。
「ええ。とても素敵な方でしたね」
イリアもかなりの好評かだ。
確かに、私の服装なら、普通の男なら胸元に目が行くのに、不動准将は全く気にしていなかった。私に色気がないはずはない。事実隣に座っていた、ユーリ・ケラーネ少将や、金髪のマスクをした大佐は、胸元を見ていた。
「フフフ。良いね。不動准将は、良い男だよ」
不思議と彼の事が気に入った様だ。自分自身何故かは、分からないけどね。
(あの、男を落として見せるよ。この、猫目のキャラ様に落とせない男なんがいないんだからね!)
そんなことを考えながら、格納庫まで歩いていった。
キャラsideout
イリアside
何やら、キャラ大尉は考え事をされている様だ。私は、先程あった不動准将の事を考えていた。キャラ大尉のあれだけ強調された胸元に全く興味を示さず、ただ仕事をこなした方だ。
横に座っていた、ユーリ・ケラーネ少将は胸元をガン見していたし、その隣の金髪の大佐はチラチラ見ていた。
流石に、ユーリ・ケラーネ少将の露骨な目線は引いてしまった。むしろ、ハマーン様に習って言うのであれば、「俗物め」て感じでした。
だから、不動准将態度はむしろ、好意的に感じました。
(うーん、キャラ大尉に比べると余り胸は有りません。まだ、大きくなるのでしょうか?)
もしかしたら、不動准将は、小さい方が好みなのでしょうか?しかし、私も平均位の大きさはありますから、何とも言えません。むしろ、私を見たときの、優しい笑顔は忘れられません。
ただ、見送る時に少し微笑んだだけなのに。
(もう少し、彼に関する情報が欲しい。出来れば、彼の好みなんかの情報が!)
自分では全く分からないけれど、不動准将に引かれ始めていたとは、この時の私は気づく事はなかった。
イリアsideout
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