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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
顔合わせ
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先程の"将来の"辺りから吐いていた。

(この年頃の女の子は…忍術より恋愛だな。)

当然、カカシもサクラの自己紹介には呆れていた。

「なら最後、赤志」

ん?オレの名前だけ知っていたのか?
…………となると、じいさんの計らいってやつか。

「あー、俺は赤志ユウジ。
好きなもの………は自分を平均で保つやつ、
諦めないやつ、真実を受け入れるやつ……あとあんパン。

嫌いなのは………ウザいやつ、自己中、自己満な性格のやつ、
物事を正確に図れないやつ、……あと豆。

将来の夢………か。
いや、目標はとある二人の人物に会ってお礼を言うことかな」

「ん?誰だってば?」

「内緒だ」

ナルトは不思議そうに聞いてくる。
こればっかりは教えちゃなんねぇな。

カカシはそんな言葉に何かを考えているようだった。


「よし!じゃあ、自己紹介はそこまでだ。
明日から任務やるぞ」

「えっ、どんな任務なんですか?」

「まずは、この5人だけであることをやる」

「…と言うと?」

「サバイバル演習だ」

ナルトと俺以外は唖然とした反応を示した。

「何で任務で演習やんのよ?
演習なら忍者学校で散々やったわよ!」

「…相手はオレだが、これはただの演習じゃない」

「「…………?」」

カカシが醸し出す空気が若干変わってきたことに、
やはり俺とナルト以外は疑問を感じた。

「ククク……」

そして、カカシは突如静かに笑い始めたのであった。
その動作は気持ち悪いぞ?

「ちょっと!何がおかしいのよ、先生!?」

「いや………まぁ、ただな………
オレがこれ言ったら、お前ら絶対引くから」

そう言って今度は勿体付け始めた。
こいつ話の先導を握るの上手いな…。

「は?そんなに引くゥ………?」

「ああ。なんせ、卒業生28名中、
下忍と認められる者はわずか5名。
残り10名は再び学校に戻される。
この演習は脱落率66%以上の超難関試験だ!」

それを聞いたサクラは顔から血の気が引いて俯いており、
サスケは顔に薄っすら汗をかき始めた。
一方、俺とナルトはと言うと

「へー」「ほー」

あまり関心のない返事でカカシの言葉に応えた。

「ハハハ………ホラ、引いた。
(でも、ユウジは兎も角、ナルトが引かなかったのは意外だったな)」

少しおちゃらけた感じでカカシは言うが、
俺とナルト以外の2人は先程のカカシの言葉で既に放心状態に近かった。

「あー、ということは……アレですか。
卒業試験は前座だったってこと?」

「まあ、そういう事だ。
あれは、下忍になる可能性のある者を選抜するだけ。
とにかく、明日は演
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