第十四話
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で良かったです。しかし、師匠に勝つにはほど遠いですね」
「馬鹿弟子が、まだまだ、お主に負けてやる訳にはいかんのだよ」
「そうですね。しかし、時間が来たようなので、私は此で失礼します」
「うむ。ワシはもう少し修行をしたら、外にでる。悠斗よ、修行をけして怠るでないぞ!」
「はい。師匠!ありがとうございました」
師匠に別れの挨拶をしてるうちに、最初の部屋の風景に周囲が変わる。服も、いつもの軍服になっていた。
ドアを開けて外に出ると、身体がやけに軽く感じた。
「そうか。地球の重力は軽いんだな」
重力1000倍の部屋にいたから全く分からなかったが、今の俺なら生身で要塞級な楽々倒せるななどと、考えながらデラーズ閣下の執務室に向かった。
執務室のドアを開けて、中に入るとデラーズ閣下達が、衛星通信で話していた。
「なに、国連軍司令部が提唱した、プロミネンス計画に参加して、各国に大なり小なりの技術提供をする事だ。本来なら私が悠斗を説得するつもりだったのだか、いないなら後日行うさ」
(やった!何だが知らないが、TE介入ができる!たかが、技術提供位なら安いもんだ!)
だから、つい深く考えないで言ったのさ。
「なに、そんなことだけでよければ、参加してやるぜ」
俺の存在に、皆さん気付いていなかったのか、びっくりしている。
その後、ハマーン事務総長と、少し話をして通信が切れる。俺は、デラーズ閣下と向き合った。
「デラーズ閣下。不動准将特別サバイバル訓練より、帰投致しました」
「ご苦労だったな。しかし、1週間前と見違える程変わったな」
「そうですかね?自分では、余りの変わったとは思えないんですが」
せいぜい、筋肉が付いた位にしか思えないんだが。
「そうか。まあ、悠斗がそれなら、構わんか。しかし、本当にプロミネンス計画に参加しても良いのか?」
「ええ、寧ろ好都合ですから」
デラーズ閣下達は、知らないだろうが、俺はTEに介入して、日本でも量産出来る不知火・弐型を作って、佐渡島攻略戦に参加してもらうつもりだ。
(さて、此れからが、忙しくなってくるな。取り敢えずMSー09ドムの量産を始めておくか。後は、水陸両用MSの開発もしなくてはな)
デラーズ閣下達と話ながら、そんなことを考えていた。
悠斗sideout
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