第十四話
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だ。
「では、現在アラスカにて、準備が進めらているプロミネンス計画に参加させましょう」
「なに?」「本当か!」等と、各国代表達が騒ぎだす。アメリカ代表は、まさか技術提供するとは思っていなかったらしく、口を開けてぽかーんとしている。余りの、アホずらに笑えるな。
「ハマーン事務総長。本当に宜しいのですか?」
「くどいぞ!私が必ず不動准将を説得してみせる」
私の一言で、聞いてきたイギリス代表が下がる。まあ、悠斗に言ったら笑って承諾するだろうがな。ぽかーんとしていた、アメリカ代表が私の一言で、正気に戻る。
「そ、そうですか。ならば、解散の話はなかった事に致しましょう。皆さんそれで宜しいですか?」
アメリカ代表の問いかけに、私以外の各国代表達は首を縦に降る。
「では此方の要求を、飲んで貰おうか」
私は、自分の体からありったけのプレッシャーを放つ。各国代表の顔色がどんどん悪くなる。
さて、私の手を煩わせるのだから覚悟しろ!
そのあとの会議は、とても良い笑顔をした、ハマーン事務総長のOHANASIとSETTOKUで、会議室に悲鳴が響いたそうだ。ただ、中から、「ハマーン女王様。ハアハア」等と聞こえたとか聞こえなかったとか。
ハマーンsideout
デラーズside
悠斗が、特別サバイバル訓練に出てから一週間がたった。私は、自身の執務室で旧友のユーリー・ハスラーとノイエン・ビッターとコンスコンらと、コーヒーを飲みながら談笑していた。
「そう言えば、コンスコンは最近孤児院によく行くそうじゃないか。また、足長おじさんかい?」
「うん?ああ。私と妻の間の子供達は、幼くして亡くなってしまったから、随分寂しい思いをしたからな。そのせいか、親のいない子供達を見ていると、可哀想で仕方なくてな。自分の家では育てるのに、限界が有るのでな。その為に、孤児院に寄付金を持っていってるのだよ」
そう言って、コーヒーを飲むコンスコン。
そう言えば、コンスコンは子供が好きだったからな。自分の子供を育ててあげられなかったのが凄く寂しいと、公国軍時代 酒の席では言っていたしな。
「そう言えば、そうだったな。済まないな嫌な気分にさせて」
ユーリーが謝り、頭を下げようとすると、コンスコンは手でそれを静止させる。
「構わんよ。昔からの友人に、頭を下げられる方が嫌だからな。それに、孤児院の子供達は私の第2の子供だよ。私は、子供達の笑顔が一番の楽しみだからな。そう言う意味では、世界は違えどもう一度呼んで頂いた事には感謝している。このような人生もまた、楽しいからな」
ニヤリと笑うコンスコン。確かに公国軍時代では、考えられないほど、肩の力を抜いていられるのだからな。
「確
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