暁 〜小説投稿サイト〜
MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第十二話
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「そうだね。ならお茶にしようか」

「なら、私のお勧めのお店があるので行きましょう!」

「ちょっと待って」

唯依ちゃんの隣に並び、右手を俺の左手で優しく握る。唯依ちゃんの顔が赤くなった。

「え、えっと?」

「うん?迷子にならない為だけど、嫌だったかな?」

「い、いえ!構いません(悠君の方から、握ってくれた嬉しいな)」

何だか唯依ちゃんが真っ赤になってるけど、風邪かな?今日は寒いから、お墓参りの間に冷えちゃったかな?だとしたら早めにお店に行こうかな?

「唯依ちゃん。顔が赤いけど大丈夫?なんなら、早めに迎えを呼ぶけど?」

「え?あ、だ、大丈夫です。それよりお店に行きませんか?(せっかく悠君が、時間を作ってくれたんだから、大事にしなくちゃ)」

まあ、唯依ちゃんが大丈夫なら問題無いか。

「じゃあ、案内をお願いするね」

「はい。ついて着てくださいね」

唯依ちゃんと、手を繋ぎながら案内されたお店に向かって歩く。暫く歩くと、和菓子屋さんが見えてきた。
甘味所「ヤシマ」と書いてある。

「此処の和菓子は、美味しいんですよ。特に餡蜜が美味しいんですよ。たまに雨宮中尉や同期の皆と一緒に来るんです」

「へえ〜、唯依ちゃんがそう言うなら、楽しみだね」

暖簾をくぐりドアをあけると、女性店員が出てきた。

「何名様ですか?」

「二人です」

「なら、此方の席にどうぞ」

女性店員さんについて行く。なんか、店員さんが誰かに似ている気がするな。

「此方の座席になります。ご注文が、決まりましたら声をかけてください」

そう言って、店員さんは去っていった。とりあえず二人とも座る。ちなみに手はお店に入る前に離しています。その時の唯依ちゃんは、何となく寂しそうだった気がした。多分気のせいだろうな。

「唯依ちゃんは何にする?」

手元にある、メニュー表を二人で見ながら話す。

「そうですね。私はやはり、餡蜜を食べようかと。悠君はどうします?」

「うーん。俺は、どうしようかな?」

真面目に悩んでいます。わらびもちにするか、餡蜜にするか、みたらし団子にするか悩みます。

「決まった。みたらし団子にするよ」

「お団子ですね。すいません、注文お願いします」

「はい。只今伺います」

先程の女性店員さんが、注文を受けに来てくれた。唯依ちゃんが手慣れた様子で注文する。店員さんが唯依ちゃんと小声で話していたが、俺は違う事を考えていたので聞こえていなかった。



悠斗sideout



唯依side



私は今、良く来る甘味所で悠斗君と二人で食べにきた。常連の私と中のよい店員八洲みらいに、注文を頼んでいた。

「餡蜜
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ