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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
証明写真と木葉丸
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「親分が先生をぶっ倒したヤツなんだな、コレ!」
多分考えは外れていない。
恐らく、たまたま火影と一緒に水晶玉を通してナルトとミズキのやり取りを見ていたらしい。
「あれかぁ〜……。
あれは一応禁術なんだけど…
よしっ!じゃあ、まずは基礎から教えていくぞ!
よーく見とけよ!」
「オッス!親分!」
「影分身の術!」
ナルトが術を使うと大きな音と煙が立った。
煙が晴れるとナルトが二人になっていた。
「これが、"影分身の術"だ。
まあ、実際に何度もやってみてコツを掴んでいくのが一番だな。
とりあえず、自分が二人になるって思ってやってみろ!」
「オッス!親分!
"影分身の術"!!!」
しかし、出てきたのは目の色が消え、ヨダレはダラダラ、
まさに野獣を体現した木葉丸だった。
「コレェェェェ!」
木葉丸(分身)は暴れだし、木葉丸(本体)に殴りかかろうとした。
「お前は何を想像したぁぁぁ!?」
木葉丸はびっくりして身を縮めて動かない。
「コレェぶぅふぁ!?」
ボフンッ!
殴りかかろうとした木葉丸(分身)はあらぬ方向へと吹き飛び、
煙となって消えた。
「何やってんだか」
木葉丸を守ったのは置いていかれたユウジだった。
・・・30分後
「やったぞ、コレ!ついに完成したぞ、コレ!」
「ああ!やったな、木の葉丸!」
「ところで、コレ覚えてどうするんだお前?」
少々の説教をナルトを交えて行ったあと、
木葉丸にナルトと教授してやった。
子供にも何となく分かるように説明をして、
何とか覚えることに成功した。
そんな木葉丸は俺の質問に暗い影を見せながらも
ポツポツと語りだした。
「俺の…『木葉丸』って名前は……爺ちゃんがつけてくれたんだ。
この里の名前にあやかって。
でも、これだけ里で聞き慣れた響きの名前なのに誰一人その名前で呼んでくんない!
みんなオレを見る時やオレを呼ぶ時、ただ『火影の孫』として見やがんだ。
誰もオレ自身を認めてくんない。
もうイヤなんだ、そんなの!!
だから、いま直ぐにでも火影の名前が欲しーんだ!!」
木ノ葉丸は粛々と自分の気持ちを最後まで語った。
ナルトは少し考えてから、口を開いた。
「…お前の気持ちは分かるけど、今のお前じゃダメだ」
「え!?」
「いいか?火影ってのは何でも一人でやってるわけじゃないんだってばよ。
当然、手伝ってくれている仲間がいる。
そんな人たちに手伝いをお願いできるのは
『その人に自分を認めて貰った』人間だ。
実際、オレだってついこの前やっと、認めてくれた人を1人増やせたんだし。
だからいいか?これから言う事をよく聞いてく
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