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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
証明写真と木葉丸
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丈夫でございますか!?お孫様!!
ちなみに何処にもトラップはありません!!」
少年と男のやり取りを見ていたナルトとユウジは、一応火影に訊ねてみる。
「なあ……」
「何だこの茶番は」
「あー、ああ、ワシの孫の木の葉丸と、
その家庭教師をお願いしているエビスじゃ」
「そ、そうなの……」
「やれやれ…」
"いつもこんな調子なのか?"と2人は少し心配そうな顔を彼らに向ける。
すると・・・
「フム・・・そうか!!貴様等が何かしたんだな、コレ!!」
「いやいや、お前が勝手にこけただけだろーが!!」
「なぁ、帰りたいんだけど」
部屋に入ったときの勢いを取り戻し、
その勢いで木の葉丸はナルトとユウジに突っ掛かってきた。
ナルトは相手の胸倉を掴みながらツッコミを返し、
ユウジは無気力で対応する。
「コラ!!ナルト!!手を放さないか!
その方は三代目火影様のお孫さんなんだぞ!!」
「………」
『えー、何この空気…俺が悪いの……?』とナルトは少し焦った。
「殴れるもんなら、殴ってみろ!!」
そんな空気を読まない木葉丸の発言により、
ナルトは
「ンなの知るかってばよボケ!!!」
「いってェェェ!!」
木葉丸の頭に拳の鉄槌をお見舞いしたのであった。
「まったくもう………爺ちゃん!
後で撮り直したヤツを持って来るから、まっててよね!」
「う、うむ…行っておいで……」
エビスが悲鳴を上げたり何やらタラタラと文句を言っているが、ナルトはそんなことも気にせずに早足で歩いて行った。
………ユウジを置いて。
ところ変わって撮影場所への道中、
建物の物陰や電信柱に隠れながら、
そして隠れる場所がないときは"隠れ葦の術"を用いてナルトをストーキングしている者がいたのだが………
「何やってんだよ、木の葉丸。
木目もバラバラだし、ホントにバレバレなんだけど」
ど素人の隠密行動にナルトが気付かない訳がない。
「フフフ……よくぞ見破った!コレ!!
流石、噂通りの男!」
何故かドヤ顔をしながら木の葉丸は隠れていた布から出て来た。
「オレ、お前の子分になってもいいぞ、コレ」
「はっ?」
「その代わり、アカデミーの教師を倒した"あの術"を教えてくれ!!
頼む!!親分!!」
出て来ていきなりこんな事を言い出したのであった。
突然このような事を言われたナルトは流石は困惑した。
あの術…最近になって倒した教師はミズキ一人しか思い浮かばない。
ならば術ってのは多重影分身の術だろう。
「と、とりあえず…場所を移させてくれ…」
「さて、習いたい術って何だ?」
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