第188話 KOGUREとNANAYO
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神切ッ!!」
邪悪な雰囲気を纏った聖剣を振りかざす。
コ&ナナ「極悪なる空気と大地の城壁ッ!!」
空気と大地が合わさった城壁でリョウの攻撃から身を守る。
コ「いくら聖十大魔道でも、そのボロボロな体では俺達を倒す事は出来ねぇぜっ!」
ナナ「早く死んだ方がましよっ!」
コグレとナナヨは得意げに言う。が、リョウはニィッと口角を上げて笑うと、
リョ「別に倒す必要はねぇ。俺は今、お前等の足止めをしてるだけだっ!」
コ「は?」
ナナ「何言って―――――!」
背後から気配を感じたコグレとナナヨは咄嗟に後ろを振向いた。が、遅かった。2人の目の前には体全身に炎を纏ったナツが自分達目掛けて飛んで来る直前だった。
ナ「火竜の・・・剣角ッ!!」
コ「イギィイッ!」
ナナ「キャアァァアアッ!」
2人の無防備だった背中に強烈な一撃を食らわせた。コグレとナナヨは無様に吹っ飛び、瓦礫の山に突っ込んで行った。
ナ「領域だっけな?魔法は使えないけど、使わなかったらパンチ100発くらいでぶっ壊れたぞ。」
鼻の下を擦りながらナツは得意げに言うと、傷だらけで今にも倒れてしまいそうな状態であるリョウの元に駆け寄った。
ナ「おいリョウ、大丈夫か?」
リョ「大丈夫・・・って言いてぇとこだが、その真逆だ。正直、もう限界を超してんだ・・・・アハハハ・・・いてて。」
リョウは必死に笑みを浮かべようと頑張るが体全身に響く痛みで顔が引き攣り上手く笑えていない。
リョ「本当は、お前なんかにやらせたくなかったけどよ・・・こんな状態じゃ無理だからな。ナツ、アイツ等に止めを刺すのはお前に任せる。」
ナ「言われなくても最初からそうする気だったぜ、俺は。」
リョ「ひでぇな、おい。」
返ってきたナツの返答にツッコミながら引き攣った苦笑いを浮かべる。
リョ「ただし、止めを刺す前に、俺に一撃食らわさせろ。アイツ等に仕返ししねぇと、気が済まねぇんだよ。」
傷と血だらけの手で、聖剣をギュッと握り締める。
ナ「んじゃあ、その時になったらお前の事呼んでやるから、それまで気絶とかしたりすんなよ。」
リョ「お前こそ、その事忘れて1人で倒すんじゃねぇぞ。」
ナ「おう!」
そんな会話をしている間に、コグレとナナヨは瓦礫の下から這い出て来ていた。傷は更に増え、機械油が傷口から溢れ出し、銅線とカラーケーブルが切れてしまっている。
コ「・・こ、こんな・・・ところ、で・・・負け、て・・たまるか・・・よ・・・・」
ナナ「ジョ、ジョニー・メカ・・様に・・・合わせる、顔が
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