第188話 KOGUREとNANAYO
[1/13]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
コ「さぁて、そろそろ始めるとするか。」
ナナ「天空と大地の、地獄の戦闘舞台芸能を―――――。」
妖精と銀河の間に緊張が走る。ナツの頬を冷や汗が伝い、リョウの喉がゴクリと鳴る。
すると、コグレが右手を、ナナヨが左手をスゥと動かし、2人同時に指をパチン!と鳴らした。すると、ナツとリョウを取り囲むように空中に無数の空気と土の球体が現れた。
コ「極悪なる空気の球体破裂ッ!」
ナナ「極悪なる大地の球体破裂ッ!」
コグレとナナヨが叫んだのと同時に、無数の空気と大地の球体が一斉に音を立てて破裂した。
ナ「ぐぁあっ!」
リョ「うぉあっ!」
ナツとリョウは顔の前で両手をクロスさせ、損害を最小限に抑えたが、球体の数が多い為、頬や腕、足などに切り傷を負った。
ナ「火竜の・・・鉄拳ッ!!」
右手に炎を纏ったナツがすぐさまコグレに攻撃を仕掛けるが、
コ「極悪なる空気の鉄壁ッ!」
鉄のように硬い空気の壁でナツの攻撃を防いだ。
ナナ「極悪なる大地の金剛腕ッ!」
ナ「うがっ!」
ナツがコグレに攻撃を仕掛けている隙に、ナナヨがナツの背後に周り込み、その無防備な背中に金剛石のように硬い土に覆われた腕で思いっきり殴る。
そのナナヨの背後に、3本の聖剣を持ったリョウが周り込むと、
リョ「3剣流・・・銀天嵐切ッ!!」
3本の聖剣を思いっきり振り下ろした。が、右手を横に広げながらナナヨが振向き、剣先が直撃する直前、
ナナ「極悪なる大地の金剛壁ッ!」
リョ「チッ。」
ナナヨの横に広げた右手の動きに添って、会場の地面が形を崩し、金剛石のように硬い壁でリョウの攻撃から身を守った。
リョウは小さく舌打ちをした後、コグレとナナヨから距離を取り、右手の親指と人差し指の間に『銀覇剣』を挟んで持ち、口に銜えていた『嵐真剣』を右手の人差し指と中指の間に挟んで持ち、左手の親指と人差し指の間に『天力剣』を挟んで持った。
そして、4本目の聖剣、幸福の花のギルドマスター・アカネから受け取り、ユリの形見である『花錦剣』を鞘から抜き取り、左手の人差し指と中指の間に挟んで持った。
リョ「な、何とっ!聖十のリョウ、4本目の聖剣を鞘から抜いたーーーーーっ!」
実況席から身を乗り出し、チャパティ・ローラが叫ぶ。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ