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魔法薬を好きなように
第2話 なんていう悪辣な
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う。そう思うとちょっとばかりおちこんだ。

モンモランシーがきて「おはよう」と言ってきたので「おはようございます」とかえしたところ、そのまま通りすぎていくので、俺はあわててそのあとをついていく。彼女がある場所で「ジャックの座るのはここ」と言って椅子をさしたので、俺はそちらにつくが、モンモランシ―は俺に椅子をひかせようともせず、自分ですわっているので、まあ、使用人のかわりとは思ってはいないのだろう。

しかし、朝から豪勢な食事だったが、おしゃべりしながら食事がすすむ。その中で俺にも話はふられた。まあ、俺自身よりも魔法衛士隊のことが中心だ。あくまで俺って、騎士見習いだったからなぁ。騎士見習いの資格停止になったことをまだ、モンモランシ―に話せていないが。くそぉー。



魔法学院の教室へ移動したが、すでに教室には様々な使い魔をつれた生徒たちがいる。皆はあまり使い魔たちのことを気にしていないようだが、これだけの種類を同時にみられるのは、中々珍しいんだけどなぁ。中でも学校らしいと思ったのは、赤い髪の美少女に男子生徒がむらがっているところだ。場所がかわっても、このあたりはあまりかわらないらしいなぁ。まあ、俺の前世では、ここまで露骨にモテますオーラを出していた、女子生徒や学生もいなかったけど。

席はやはりモンモランシ―の横にすわることになって、授業は土系統の魔法から開始だ。先生は『赤土』のシュヴルーズとの自己紹介だったが、生徒が俺ともうひとりの平民を召喚したことで笑い声やおしゃべりがとまらなかったが、そのおしゃべりを止めた赤土を顔に張り付けた技量はたいしたものだ。魔法衛士隊隊員でもあそこまでの数を、コントロールできる者がどれだけいるのやら。俺でも土の系統を3つたすことはできるが、あそこまでの量とコントロールができる自信はない。まあ、本来の系統は水だから、そっちなら、にたようなことは可能だけどなぁ。

そんな授業で、初歩的な錬金の魔法の実技が始まった。昨日のヴァリエール家の生徒があてられた。そうすると、先ほど目についた赤い髪をした女子生徒が

「やめておいた方がいいと思いますけど……」

「どうしてですか?」

「危険です」

先生との一連の話で、そういえば昨日はコルベールも下がっていたよなと思い浮かべたが、ここで口にすることでもなかろう。

ヴァリエールというより、『ゼロ』のルイズとの方が、今となってはわかりやすいが、錬金の魔法で、皆が机の下にかくれたのがわかる。俺もつられて隠れたもんな。

わかりやすい爆発音がおこったあとでは、使い魔たちが暴れだした。昨日の使い魔召喚よりも距離は近いし、室内だから、爆発音も部屋のなかにこもるから、大きくきこえるものな。

立ち上がって錬金をかけた場所をみてみると、ブラウスが破れたり、
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