ラストエピソード「さらばレード」
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レードはアランを見て
「あっ!!」
と大きい声を出す。
「叔父さんか!」
アランはレードの父の兄である。
「どうした、信じられないのか?」
とアラン
レードはしばらくぽけーっとしてたが塔の上を指指す。
「この距離なら飛べる!」
「塔のことかっ」
アランは唖然とする。
(馬鹿だ…)
「飛ぶ…?この距離を?」
ウェレーナは驚いた顔をしている
いくらなんでも
1つ1つの階層が何mも離れている。
しかも、この塔の別名は
宇宙エレベーター
魔物が住み着いたせいでエレベーターは機能を無くしている。
レードはアランのほうをむき
「投げろ!」
アランはレードにうなずき、飛ばす。
かなりの力の持ち主に投げられたのだ、
かなり重力、Gがかかり顔が伸びそうになっている。
<ウェレーナ、重力解除魔法を、>
レードからの念話、(いわゆるテレパシー)をうけとり、ウェレーナは重力解除魔法を行う、重力解除魔法とは、全身にかかっている重力を消すものだ、
もちろんGもかからない、
そのままレードは塔の上につく、
ウェレーナはハッと気付く
「塔の上についたってことは、この小説これで終わり…?」
「あっ、」
アラン焦る。
いや、それよりレードくんの心配しましょうか、と突っ込みたくなる場面だ、
「……久しぶりですね。レードさん、」
暗い塔の中少年の声が聞こえる。
重力がかからない宇宙で、フワフワ浮きながらレードは声の主をみた
「お前…集落の…」
レードは一度集落に訪れて過ごしたことがあったのだ、そしてその時にあった少年が…
「クロウ…」
クロウと呼ばれた少年はレードに蹴りかかった。
無重力の中ではありえないほどの威力を生み出していた。
レードはよけることができず、地面に叩きつけられて、また浮いた。
「竜滅斬だ!、」
クロウはそれをみて
「重心斬りはここでは通用しない!」
重心魔法がかかるものも、それは地上にいるときと同じ感覚、
それを見てレードは、自分にも重心魔法をかけ安定させる。
レードはこれで戦いやすくなった。
剣で素手のクロウを切りつけていくが、クロウは見事にそれを手でうける。
クロウの手は血だらけだった。
レードはそれを見て剣を止めた。
「そんなもので心が揺るぐとでも思ったか…」
クロウは黒い羽を出す。
クロウはその名の通りカラスの亜人、異世界から来た者…
クロウは空中からものすごい勢いでレードに攻撃をしかける。
「…別に、この状態はフェアじゃないって思っただけだ…っ」
レードは剣を思いっきり投げ、遠くへやり、上から来るクロウの腹に蹴りをいれる。
レードはクロウの重心魔法を解除する。しかし、クロウには固定呪文がかけられており、解除不可能
固定呪文は一種の呪いかけ
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