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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth9そして時代の針は動きだす〜Quo Moriture RuiS〜
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「「オオオオオオオッッ!!」」」」」」
奴らは雄叫びを上げて突撃してきた。本気かよ。もうボロボロじゃねぇか。また捨て身で突っ込んでくるつもりか。“生け贄”作戦って言うくらいだからな。あたしはフリーゲン、シュリエルはドルヒで迎撃開始。面白いほどに直撃していく。あ〜あ、本当に自滅行為じゃねぇかよ。けど、それでも奴らは突っ込んで来る。
――自爆――
「危ないッ!」
――パンツァーシルト――
目の前に迫って来ていた奴が突然爆発した。ギリギリでシュリエルがあたしを庇って障壁を張ってくれたから何とか巻き込まれずに済んだけど・・・。コイツ「自爆しやがった!?」戦慄する。生け贄ってそういう事かよ。周囲を見回す。コイツら全員、自爆する気だ。
もう1頭が自爆した。これ以上シュリエルに負担はかけられねぇ。「お前は自分の防御に専念しろッ」って言って、全身を囲うパンツァーヒンダネスを展開、シュリエルもパンツァーガイストを発動。何とか防御に成功。2頭目の自爆。あたし自慢の障壁がたったの1発でヒビが入った。嘘だろ、おい。たった2発でもう窮地じゃねぇか、あたし。
「殺せ、殺せ、殺せ、殺せ」
さっきまであたしが相手していた]]Yの声がすぐ近くで聞こえた。「お前・・・本当に、可哀想な奴だよな」って告げる。でもやっぱりもう理性が無いようで「殺せ」を連呼する。そして奴も、あたしの目の前で自爆した。クソが。戦って死にてぇって奴が自爆させられるって何だよ。でも、最期の攻撃であたしの障壁を破壊した。功績は生まれたけど、それが死んでからってのが愚か過ぎるぞ。
(つうかホントにヤバい。すぐに別の狼が自爆体勢に入ってやがる・・・!)
シュリエルは爆風に煽られて離れてる。ならあたし1人で防ぐ事が出来る別の防御魔法を発動しないと、消し飛ばされる。その狼から強烈な魔力が放たれる。臨界点だ。パンツァーヒンダネス以上の防御力を持つ魔導をすぐに・・・・。
(って、そんなの無ぇよッ!)
1秒としない時間での必死な思考。結果は最悪なものだ。ヒンダネスより強固な障壁なんてあたしは持ってない。でも何もしないでいるよりかは・・・そうだ。カートリッジを2発ロード。
――パンツァーシルト・パンツァーガイスト――
魔力で体を覆った上に障壁展開。直後に爆炎と爆風があたしを襲った。シルトは少しだけもって、端から砕けていく。そんな中、煙幕の切れ目から別の狼が自爆体勢に入ってんのが見えた。この状況でその自爆はまずい。馬鹿みたいな威力の自爆。食らったらあたしでも終わる。
『紅の鉄騎!』
焦りに満ちたシュリエルの思念通話に、『自分の心配してろッ!』って返す。アイツだってこんな攻撃を喰らったら無事じゃ済まねぇはずだ。つっても本音じゃ助けてほしいって思う。オーデ
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