暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth8シュトゥラの魔神〜Odin Saintest Von SchserwaloaD〜
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†††Side????†††
国境で待ち構えていた国境防衛騎士団と王都近衛騎士団の混合騎士団と合流した私とシャマルさん。オリヴィエ様付きの騎士である私が姿を見せた時は凄く驚かれたけど、オリヴィエ様の御指示だと伝えるとすんなり(言わずともそうなっていたと思うけど)受け入れてくれた。
「はふぅ、それにしても・・・・」
酷い目に遭った。まさか空を飛ぶ事があんなに怖いものだったなんて。空を飛ぶ事にずっと憧れていた。でも今日のオーディンさんと飛んだ体験からして、ちょっと考えさせられた。私に空は合わない。うん、別に空を飛べなくたって、魔法陣で足場を作る魔導・法陣結界で十分だ。
「騎士リサ。えっと、大丈夫?」
「あ、はい。ちょっと酔っているようでフラフラしますけど、何とか大丈夫です」
シャマルさん。私を抱えて地上にまで降ろしてくれた、もはや恩人のような女性。王城で、オーディンさんと同じお医者様だと伺っている。おっとりした、優しい御方だ。私がそう答えると、シャマルさんは「これから大事な戦いが始まるから、治しておきましょ」と、治癒魔法を掛けて下さった。
それで本当は辛かったフラつきが治った。感謝を告げると、シャマルさんは「いいえ。癒しと補助が私の役目ですから」と笑みを浮かべた。安心できる笑顔だなぁ、と思っていると、空が一瞬だけど強く光った。
「始まったみたいね」
シャマルさんが空を見上げて言う。私や騎士団の皆さんも同様に空を見上げる。そこには凄絶な光景が広がっていた。蒼い閃光と化しているオーディンさんの周囲に3ケタ近い槍が展開されていた。これらが一斉に1隻の戦船に突撃して行って、次々と着弾して爆発を起こしていった。
最初の数本の槍で防御障壁が砕け、残りで外壁や艦側面に在る砲台を破壊していく。他の2隻からオーディンさんに向けて幾条もの砲撃が放たれるけど、高速かつ複雑な軌道で空を翔けるオーディンさんには掠りもしない。
防衛騎士団の皆さんからは「相変わらず速いなぁ、騎士オーディン」とのんびりした声が漏れ、近衛騎士団の皆さんからは「なんだあれっ?」「うわっ、すごいなっ」「あれが噂の・・・!」などなどの驚愕の声。
「単独の魔導で戦船の障壁と外壁を突破する攻撃力、2隻からの砲撃を回避しきる機動力・・・確かにあれだけの戦力なら人だけの騎士団なんて一溜まりもない・・・」
開いた口が塞がらない。一目オーディンさんを見た時、あの方の実力を計り損ねた。今なら解る。計れなくて当たり前だ。計れるはずがない。あんなデタラメな・・・。砲撃を避けきったオーディンさんが外壁を破壊した戦船の中に侵入して行った。そしてすぐにその戦船の至る所から爆発が起き始めた。本当にオーディンさんは単独で戦船を撃沈させるつもりだ。
「イリュリアの動向に変
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