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Myth8シュトゥラの魔神〜Odin Saintest Von SchserwaloaD〜
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に少な過ぎる。どこを見ても必ず敵騎士の姿が視界に入る。それから我々は、参戦してから10分ほどの間ずっと敵騎士を斬ったのだが・・・

『くっそぉっ。アイゼンでどんだけブッ叩いても全然数が減らねぇっ!』

『だからと言って焦りを見せ、下手を打たんようにな』

『判ってんよ。てか、思念通話なんかしてる暇があったら少しでも数を減らせよシグナム』

張り切るのはいいが、馬鹿な真似だけはしないでもらいたいものだ。それに一方的に思念通話を繋げたのはお前だろう、ヴィータ。と文句を言う暇もなくまた一方的に切られた。しかしヴィータの言う通りまったくと言っていいほど敵の数が減っていないようにも見える。

『アギト。ここで時間を取られるのは得策ではない。融合、行けるか?』

『・・・うん。ロード・シグナムとの融合準備』

先の戦闘の後、オーディンに私とアギトが無許可で融合した事を詫びた。しかしオーディンは我らを叱るどころか、

――構わないよ。私よりシグナムとの相性がずっと良いだろうしな。もしアギトとシグナムが良いのなら、2人にはロードと融合騎の関係となってもらいたい――

そう言って微笑んでいた。確かに同じ炎熱系の魔力変換を得意とし、魔力光も同じ。相性で言うならば確かに私とアギトは最高だと言えるだろう。融合状態も完全だった。だからと言って私がロードになっていいのか?という迷いもあった。しかしアギトの話によると、オーディンとアギトは上手く融合が出来ないそうだ。融合できる時間は最大で30秒。それ以上は弾き出される、と言っていた。

「「融合っ!」」

アギトと融合を果たし、我々の最大火力を数倍にした融合形態となる。「融合形態だっ! 油断するなっ、強敵だぞっ!」とより一層騒然となる。しかしもう遅い。すでに周囲一帯が攻撃可能範囲だ。“レヴァンティン”のカートリッジを2発ロードし、シュランゲフォルムへと形態変更する。

――シュランゲバイセン――

“レヴァンティン”の刀身を伸ばし、周囲に居る敵騎士のみを討っていく。だが中には腕の良い騎士もおり、“レヴァンティン”の軌道を読み、回避に成功する者も当然出てきている。
私に肉薄しようと跳びかかって来た数人の騎士。しかし私は独りではない。『防御が薄くなった隙を埋めるのもあたしの役目だっ』とアギトが私の内で言う。私の周囲に火炎の弾丸が生まれる。

――ブレネン・クリューガー――

そして放たれ、直撃せずとも僅かに生まれたその隙を突き、“レヴァンティン”で斬り払っていく。この短い攻撃だけですでに十数人と討ち取った。しかしまだまだ敵は居る。もし全員がオーディンを討つために用意された戦力であると言うのであれば、納得のいく数だ。だがそれでもオーディンは討てまい。オーディンが万全の状態で居る以上、
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