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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth8シュトゥラの魔神〜Odin Saintest Von SchserwaloaD〜
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しでも実力のある者が参戦しなくては押し切られる」
「シグナム。そんな心配はいらないよ。マイスターが居るんだから」
アギトが胸を張りながら言う。確かにあんな圧倒的過ぎる火力を用いれば対人戦では最強だろうが、オーディンには様々な制限がある。それを思えば手放しで安心できない。それゆえに少しでもオーディンの負担を減らさなければ。そのための我ら守護騎士ヴォルケンリッター。オーディンの信念に連なるために、戦場へ立つ。
『シャマル、ザフィーラ。私とヴィータとアギトもこれより参戦する。お前たちは今どこに居る?』
『私は後方で支援を担当しているわ。負傷者の治療を最優先としてね。ザフィーラなら最前線で敵騎士を薙ぎ払ってるわ。やっぱり守るものの為に戦うという事が力の源になるみたいね。そう言う私もそうだけど』
『そうか。・・・・ああ、私もそうだな』
“レヴァンティン”を横目で見、すぐに戦場へと視線を戻す。そして、「行くぞ、レヴァンティン。信念の下に、我らは戦う」と告げる。“レヴァンティン”はただ≪Ja≫と一言。
「そんじゃま、あたしらもとっとと始めちまおう。な、アイゼンっ」
≪Jawohl. Explosion≫
ヴィータは“グラーフアイゼン”のカートリッジをロードし、「シグナム。あたしはあっちから片すから」と言い、そのまま進路を変え飛び去って行った。ヴィータもまた守るための戦いが嬉しいのだろう。以前までのヴィータなら苛々として、周囲に当たり散らしていたが。さて「アギト、お前はどうする。オーディンは空の上だ。合流するのは難しいだろう」と、側に居るアギトに訊く。
「うぅ〜・・・確かにあんなところに行ったら無事じゃ済まないだろうし、それ以前にマイスターの速度に追いつけない・・・・」
そもそもアギトどころかどんな者でも追いつけまい、オーディンのあの速さには。私とてあれは無理だ。ゆえに「なら私と共に来い。単独で動き回るよりかは良いだろう」と提言する。アギトは少しばかり考える仕草をし、「う、うん。マイスターからも融合の許可もあるし、一緒に行く」と首肯した。
そうと決まればすぐに動かねば。並居るイリュリアの騎士団に突っ込む。我らの姿を確認したイリュリアの騎士が「新手だ。気を付けろ」「フォーアライターの騎士の報告にあった女剣士だ」と騒ぎだす。
「グラオベン・オルデン、シグナム。参る」
「同じくグラオベン・オルデン、炎の融合騎アギト!」
――紫電一閃――
――フランメ・ドルヒ――
“レヴァンティン”のカートリッジを1発ロードし、刀身に紅蓮の炎を纏わせ一閃。敵騎士を斬り払っていく。アギトも炎の短剣を複数射出し、多数の敵騎士を撃っていく。それにしても数が多いな。味方の騎士も善戦しているが、やはり数が圧倒的
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