暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth7災厄撥ねし魂・導き果てぬ絆・希望の守り手〜SchlierlieT〜
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「しかもうだうだ考えねぇでその都度直感が動くからな、シグナムの奴」
私の肩に乗るアギト、そしてヴィータが微苦笑。シャマルも「うふふ。そうよね〜。でもそれはヴィータちゃんも一緒よね〜」と笑う。戦闘マニアはこの頃からなんだなぁシグナム。まぁ好きな事が出来る喜びを知れている今、それがシグナムにとって良い事なんだと思うから構わないが。
城に着いて、クラウスとシグナムとリサ(オリヴィエが起きたと知ったリサが鍛錬を切り上げたそうだ)と合流した。
「あぁそうでした。申し訳ありませんが、皆さま方、武装解除の方をお願いできますか?」
城内に入る前にリサにそう告げられた。城の関係者以外の騎士が城内に入るには、武装を解除しなければそうだ。私はシグナムとヴィータへと振り向く。シグナムとヴィータは少し戸惑いを見せる。
「あーそんじゃ・・・・オーディン。あたしら、城の外で待ってるわ」
「そうだな。申し訳ありませんが私とヴィータは外で待機しています」
二人の返答に、リサが顔色を青くして「御気分を害されましたかっ?」とうろたえ始め、私を見た。あーなるほど。家族の気分を害したという事で、私も今回の話を断る、とか考えたんだろうな・・・。それに対してヴィータが「違ぇよ、そうじゃない」と嘆息し、シグナムも「そうだ」と返答の真意を語る。
「考えてみればオリヴィエ王女に必要なのはオーディンとシャマルの治癒魔法だ。ならば何もする事の出来ない私とヴィータが居ては邪魔になるだろうし、王女を眺めているだけでは失礼だろう」
「そういうこった。だったら待ってた方がお互いの為だ。だから武装解除しろって言われて気分を害したわけじゃねぇよ」
それを聞いたリサがホッと一息吐いた。随分と小心者というか何と言うか・・・。剣を振るっている時の表情や雰囲気とはえらい違いだな。特定の条件で人格が変わるタイプか? しかし、「ただ待っているだけでは暇だろ?」と2人に尋ねる。時間が掛かるかどうかも判らないし、ジッと外で待たせておくのも不安だ。
するとシグナムが「では先ほど私は街を見れずにいましたし、ヴィータに案内してもらう事にします」と答えた。ヴィータが少し嫌そうな顔をしたが、「じゃあ暇にならないようにお金を渡しておこう」とお小遣いを渡すと、「しゃあねぇな」と頬を緩めた。
「アギトはどうすんだ? お前も付いて行っても役に立たねぇだろ」
「やっ、役に立たないわけ・・・・うぅ〜、マイスタ〜〜(泣)」
「よしよし、泣かない、泣かない。側に居てくれるだけで良いんだよ、アギト。もちろんシグナム達もだ」
心の底から思っていた事を言うと、アギト達は嬉しそうに微笑んでくれた(ヴィータだけはテレ隠しのつもりか鼻を鳴らしていたが)。それでアギトは「でも何も出来ないと邪
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