原作が始まった訳だが……どうしよう
26話
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そりゃそうだろう、あんな人間の範疇にない動きはイザナミでも出来るかどうかは怪しい。
正直、あれがいるのならプリティヴィ・マータが何体来ようが、一人でどうにか出来てしまいそうだ。
……それはそうと、なんでシオがここにいて、俺の膝の上に座っているんだ?
「ん?どーした、おとーさん?」
……イザナミ、とっとと答えろ。
「あはは、この子の世話してたらついお母さんは私、お父さんはマキナって言っちゃってさ」
本当にお前は……どうして、こう、面倒な事をやらかしてくれるんだ?
「いいじゃない、これ位の役得があってもさ。マキナと会う時間すら削って、ロシア中を何年もかけて探し回って見つけたんだから、ね?」
その点に関してはご苦労様と労うが、幾ら何でもこれはやり過ぎじゃないか?結局、シオはサカキの所に行くのだからお前の名前もバレるだろ?
それは不味くないのか、一応支部長側ってことだっただろ?
「大丈夫、あっちにも渡りはつけてあるから、私の事がバレても何の問題もないよ」
こいつはいつの間にそういう裏工作を済ませているんだ、そしてそんな悪知恵をどこで仕入れているんだ?
そうしている間にリンドウ、ソーマ、サクヤ、コウタ、アリサ、ユウと第一部隊が全員揃ったようだな。さて、イベント開始だ。
リンドウとアリサが教会内部へ、残りが周辺を警戒か……イザナミ、そろそろ準備だ。
「はいはい、あんな化け物がいるなら大丈夫そうだけど、マキナの為だし頑張るよ」
第一部隊から随分離れた地点に集まり始めているディアウス・ピター率いる、プリティヴィ・マータの群れに俺は向かい、イザナミはシオを適当なタイミングで孤立したリンドウの近くに放り込むことになっている。
俺が群れの近くのビルについた時には既に、プリティヴィ・マータが一匹だけ部隊の方へ行ったようだ。そして、それを追うように残りが動き出そうとしている。
その内で最も後ろにいたプリティヴィ・マータの真上を狙って飛び降り、その胴体に爆発によるブーストをかけた拳を叩き込む。すると、プリティヴィ・マータは一瞬だけ悲鳴を上げたものの、すぐに物言わぬ死体となりその場に崩れるように倒れた。
それにより、群れが一斉にこちらに気付き、俺を自分達に驚異を与える敵として認識したようだ。
だが、群れのリーダーであるディアウス・ピターは群れの半分を俺に差し向け、自分は残りを率いて教会へと向かった。ふむ、単純にこの数で十分と侮られたらしいな。
見た目は人間だが、一応結構上位のアラガミ以上のオラクル細胞はあるにも関わらずこの扱い……偏食場パルスが使えないからか?
まぁいい、数としては最初の一匹を除いて四体、部隊へ向かったプリティヴィ・マータの数ならば、あの神薙ユウがいるので大丈夫だろう。いざとなればイザナミもいるんだしな。
さて、残り
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