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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第7話『雪姫の実家へ。相変わらず小悪魔な先輩』
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と……わたし応援してあげよっか?」
<i>「はっハァ!?」</i>
まくらからの思いがけないセリフが飛んできて。つい声が裏返った。
「まあ……今の私に出来ることはあんまりないんだろうけどねー。
でもさっ、女心のアドバイスくらいはしてあげられるヨ」
しなをつくって、『大人のワタシが世話してあげるワ』みたいなわざとらしい笑顔でおどけてくるまくら。
「なっ何言ってんだよ……俺は別に先輩の事なんて──」
──その先は続けられなかった。
何とも思ってない……とは言い切れなかったからだ。
正直とても気になる人なのは確かだった。
でもそれじゃあ、恋人同士になりたいとかそんな風に考えてるのか? というと、それも違うような気もして。
改めて考えてみると、雪姫の存在が自分の中で随分大きくなってる事には気づいたが、
でもそれがどういう意味なのかは、考えても答えが出せなかった。
「お、俺は……」
それでも今、まくらの前で黙りこんでしまうのにも何故か抵抗があって、何かしら口にしようとしたが、
「さみしーなぁ、ひとりで砂遊びなんて」
たった今考えていた人からの声に、バッと振り返った。
……振り返ってしまった計佑には、その瞬間のまくらの表情は見えなかった。
「私も一緒に遊ぼっかな」
雪姫がすぐそこまで来ていた。
未だ見慣れない先輩の水着姿に、また計佑の顔が赤くなっていく。
たちまち余裕がなくなっていく計佑には、
ついさっきまくらに感じた抵抗も忘れて、やはり雪姫に見とれる事しか出来ないのだった。
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<7話のあとがき>
水着を必死に隠す計佑くん。
この人にだけは知られたくない。なぜなら──みたいなつもりでした。
まあこの時点でも計佑には自覚はないんですけど……
あとこんなんでも、自分の中では計佑をカッコよく書いてみたつもり……だったりします。
雪姫を凹ましてしまうくらいなら、
自分の恥くらい──って思いきれるのは、やっぱりスゴイことなんじゃないかなあという。
あと、計佑の鈍感ぶりをちょっとはフォローできたんじゃないかな……?
色恋モノの典型的主人公なドンカンキングで、読んでてイライラさせられるタイプですけど、
そういうキャラなお陰で雪姫が安心して近寄れてる一面もあるってトコを明言してみました。
雪姫先輩のいたずらっこな面を追加するのが楽しいです。
以前レンジマンを薦めた事あったと思うんですが、
芸能人、仮面生活に疲れてる、主人公の前でだけ素になれる……とかの
共通点から雪姫がレンジマンの風香と被って見えたりしたんですよね。
そんなもんだから、こちらの雪姫にも反映させてみたり。
やりすぎて、あとで反省(しかもめそ泣き)がレン
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