第三十七話 Volcano
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ドアーマーのパワーと汎用性に着目し、日々の任務の中で自らその性能を実証する事で兵器としてのライドアーマーの有効性を世間に示した第一人者はかつて特A級のイレギュラーハンターでルインの先輩だったVAVAである。
ルイン「ライデンの性能は凄いけどね…」
フルチャージショットをライデンに放ち、その後に雷神撃を喰らわせ、破壊した。
ライデンの性能は凄まじいが、ルインの敵ではない。
VAVAと同等の操縦技術を持つ者などこの世に存在しないのだから。
ルイン「(それを考えるとVAVAはやっぱり凄かったんだよね…)」
今では最悪のイレギュラーの1人ではあるが、ルインはエックス同様にVAVAのことを今でも尊敬している。
彼女はVAVAのことを誰よりも知っているつもりではいる。
VAVAの例え相手が誰であろうと屈しない、見る者には愚かとも感じられる類まれな孤高の精神を彼女は知っている。
誰にも縋ることも頼ることもなかったエックスやゼロですら持ちえなかった強靭な意思。
そしてそれから引き出される異常なまでの圧倒的な強さ。
今でも彼と共に過ごした記憶は色褪せてはいない。
ルイン「私を倒したいならVAVAと同じくらい強い奴を連れて来い!!」
ZXセイバーを構えてライデンを破壊していくルイン。
そうやって彼女は徐々にではあるが敵の包囲網を突破し、確実に最奥へと近付いていった。
その時であった。
『ルインよ…』
ルイン「え?」
聞き慣れた声が聞こえてきた。
それに引き寄せられるようにルインは奥へと歩いていく。
ルインはライト博士の気配を感じる方角に向かって走り出す。
やがて目の前に現れるのは見慣れたカプセル。
ライト博士も柔和な笑みを浮かべてルインを迎えてくれた。
ライト『よく此処まで来てくれたルインよ。ここではボディパーツを授けよう』
正直話を聞く時間も惜しい状況ではあるのだが、ルインはじっとライト博士の声に耳を傾ける。
ライト『このボディパーツはダメージを軽減するだけではなく、以前にエックスに授けた2番目のアーマー、セカンドアーマーのボディパーツと同様の機構を備え、敵から受けるダメージをエネルギーとして吸収し攻撃する事が出来るのじゃが、広範囲に攻撃エネルギーを放出するギガクラッシュとは違い、蓄積されたエネルギーを全身に纏い一転集中で攻撃を行う事で、より効率的に敵にダメージを与える事が出来るのじゃ。名付けて“ノヴァストライク”。但し一度使用すると膨大なエネルギーを消費する上にエックスの身体にも多大な負荷が生じる。ここぞと言う時に使用するようにとエックスに
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