第三十七話 Volcano
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
万全の状態となったルインはサイバーエルフ・ソニアと共に火山地帯に来ていた。
ソニア[熱い〜…]
ルイン「確かに熱いね…まあ、ドラグーンの特性上、此処ほど彼の真価を発揮できる場所は無いだろうね」
かつての大戦でシグマに従っていたバーニン・ナウマンダーやフレイム・スタッガーに匹敵する程の炎を操る内部機関を持ち、爆発的な瞬発力を誇る。
スタッガー以上の卓越した格闘技術に、ナウマンダーでは及びのつかない火炎の操作技術。
エネルギーの収束、拡散により火炎を圧縮し温度を高めたり、広範囲の相手を相手取ることも可能だ。
更に火炎を身に纏うことで格闘戦能力を底上げ出来る。
更にこういうマグマが吹き出るような場所はドラグーンの力を更に引き上げてくれる。
ルイン「とにかく今は前に進まないと!!ソニア、私の能力の底上げをお願い」
ソニア[うん。サテライトするよ]
ルインの身体が光に包まれ、力が漲る。
気のせいか、熱さが和らいだように感じた。
火山岩に気をつけながら奥に進む、途中のライドアーマー部隊とメカニロイドをものともせずに切り裂き、撃ち払う。
ルイン「新型のライドアーマー、ライデンか…相手も本気のようだね……」
このライドアーマーはレプリフォース軍兵器開発部が近頃ロールアウトした最新型ライドアーマーの1つで主に白兵戦を想定した設計が為されている。
背部のジェットブースターによる迅速な機動力と高出力電磁ブレードを備えた純然たる兵器用ライドアーマーである。
その性能はかつてVAVAが愛用していたライドアーマーにも匹敵する程だ。
因みにイレギュラーハンターが今まで使用していたライドアーマーの“ラビット”、“キメラ”、“カンガルー”、“フロッグ”、“ホーク”は作業用ライドアーマーに無理やりに武器や潜水、ジャンプ等の機能を持たせて戦闘用にしたものであった。
このタイプのライドアーマーに能力の限界を見たレプリフォース軍は、初めから戦闘のみを想定したライドアーマーの設計に入り、2体のプロトタイプを完成させた。
それが、地上での白兵戦を想定した“ライデン”と空中での迎撃、防衛戦を想定した“イーグル”の2体である。
この2体は実験機であったのにも関わらず、模擬戦で優秀な成績を収めたため、そのまま量産となった。
因みにイーグルは、背部にある可変翼とジェットパックを併用し、ラビットやホークでは不可能だった長時間の滞空飛行を初めて可能にした。
空中からも撃てるバルカン掃射の他、優秀な追尾能力を持ったエネルギー弾での攻撃も装備している。
それにより、地上の敵に対しても非常に高い戦果が得られることが確認された。
ルイン「そういえばライドアーマーを使い始めたのはVAVAだったね」
本来土木工事用の機械に過ぎなかったライ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ