第六話
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────白が、いた。
−白龍皇、か……イッセー、すまん。もう、眠る……−
−わかった。ありがとうございます、カミトさん−
…………人格変換。レン・アッシュドールから兵藤一誠へ…………
こうして兵藤一誠の意識が再び舞い戻ってきた。
一誠SIDE
俺が目を開けると……上空には何にも染められていない綺麗な白が、いた。
「綺麗だ……」
俺は思わずそう呟いてしまう。
「あそこで、守られてる銀髪の子が赤龍帝かな?」
「……ああ、そうだぜ」
神名がなんか……変な笑顔を浮かべている。
怖いんだけど……。
−大丈夫よ、イッセー。私も見られてないのに鳥肌が立ってきたわ−
−イッセー、怖いです。守ってください−
いや、レスティア?お前、今は剣なんだから鳥肌とか出ないんじゃないか?それとエスト、お前が本気を出せばあいつすぐに死ぬと思うぞ?
−見られてるだけで嫌悪感を催すのです−
それじゃ仕方ないな。
「さっきまでここから見ていたけど……すごいね、君は……コカビエルは堕天使の中では上級に位置する堕天使だ。それも大戦を生き抜いた猛者……それをものの数秒で沈めるとは……」
俺は警戒を解くまではいかないもののあいつはコカビエル……つまりは堕天使陣営の人間だという事がわかった。
「私の今回の目的はコカビエルの回収でね……あのはぐれ神父も回収しようと思っていたのだが……逃げられているようだし……まあ、いいわね」
そう言って白龍皇はコカビエルをかつ…ごうとした所で一旦止まる。
「ああ、そうだった。まだこっちの用事が終わってないんだった」
白龍皇はそう言うと俺に近づき……なんと、俺に抱きついてきた。
「「「「「なっ!?」」」」」
クレア達は驚愕したとでも言わんばかりの顔をしている。
というか、俺もビックリだ。一体どうしたんだ?
「なんか、アルビオンがこうしろって……」
白龍皇がそういった瞬間
『ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんん!!!!!!ドライグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!』
何かが泣いてドライグの名前を叫んだ。
俺はいきなりの事で思わずたじろいでしまう。それはどうやら白龍皇もそうらしく仮面で見えないがおそらくしかめっ面をしているだろう。
『おぉぉい!!?アルビオン!?いきなりどうした!?』
ドライグもいきなりの事で何がなにやらわかっていないようだ。
『だって……だって……今までは出会ったらすぐに戦い戦いで……話をする暇すらなかったから……』
ああ……その……どういう事?
「私に聞かれても……」
白龍皇も戸惑っているらしい。というか私か……それにこの声、女の人かな?
『わ
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