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とある3人のデート・ア・ライブ
第四章 炎
第2話 真意
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とおりにしてくれ」

士道「……分かりました」

令音のただならぬものを感じ取って四糸乃とともに部屋を出た。

そのまま地上へと転送ゲートがある場所へと歩いていく。

士道はそのことに気をとられて気づかなかったが、四糸乃は気づいた。

四糸乃「涙子……さん?」

士道「え?」

士道はさっきまで考えていたことが嘘のように吹っ飛んだ。

四糸乃が見ている方を見ると、確かに物陰に隠れて下を向いて三角座りしている佐天がいた。

そしてその反対側をよしのんが見ると、

よしのん『あれ?あーくんも一緒に盗み聞きしてたの?』

一方通行が壁にもたれ掛かるように座り、左足をだらんと伸ばし、右足を90度に曲げて、右手をそれに置いてる。

佐天とは反対に上を向いてボケっとしていた。

士道「……2人とも聞いていたのか」

一方「あァ……」

佐天も無言でこくっと頷いた。

士道「一方通行。あの時は助かったよ。琴里の炎の軌道を変えてくれなかったら俺、死んでたかもしれないし……ありがとう」

一方「ギリギリだったけどなァ……」

その後は会話はなかった。

一方通行が佐天に士道と一緒に帰れという言葉以外は。

一方通行はそのまま村雨令音がいる場所へと向かった。






一方「……」

コツ、コツっと杖をつく音を立てて一方通行は村雨令音のところにやってきた。音で分かったのか、村雨令音は作業中だったが、振り向かずにその名を呼んだ。

令音「どうしたのかね?一方通行……」

パソコンをカタカタと操作しながから聞いてきた。

一方通行は気にせずに言う。

一方「さっきの話を全部聞かせてもらった」

その言葉に、令音はパソコンを操作する手をやめて、一方通行の方を振り向いた。

令音「……何か聞きたいことがあるのだろう?」

一方「あァ……さっきのテメェの言葉に疑問を覚えてなァ」

令音「何かね?」



一方「どォしてデートを2日後に引き伸ばしたンだ?」



令音「……それは琴里のデートのことかね?」

一方「他に何がある」

令音「……さっき説明してなかったかい?彼女は薬を使って症状を抑えて……」

令音が説明したのだが、一方通行の目を見ると、そんなことは聞いていないと言わんばかりの目をしていた。

どうやらバレているのだろう。

令音「……いつから気づいたのかね?」

一方「……確信したのは、本当はその方がいい、と言ったところだ」

令音「……あれが聞こえたのか。素晴らしい聴覚だな……」

令音は少し、ほんの少しだけ笑った気がした。そして少し間を開けて口を開いた。

令音「そうだ。霊力は今すぐにでも封
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