第三十六話 最終兵器彼女
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
第0特殊部隊の隊長であるゼロの部屋でエックスとルインの悲鳴が響き渡る。
エックス「ゼロ!!早く書類を書いてくれ!!そして提出してくれ!!」
ルイン「ゼロだけじゃなくて私達まで怒られるんだよケイン博士に!!」
全身から汗を噴き出しながら本来ならゼロがやるべき書類を必死に書いているエックスとルイン。
ケイン博士にゼロの書類がまだ手元に来ていないので、持ってきて欲しいと言われてから数日後。
エックス達がゼロの部屋に入った時、書類の雪崩がエックス達に襲い掛かり、生き埋めになったところをゼロの副官であるエクスプローズ・ホーネックに救出された。
エックス達の周りには書類の山が形成されているが、これでもマシになった方だ。
最初は書類の富士山と言い切れるくらい書類が溜まっていたのだから。
ソニア[ルインママ、エックスパパご飯だよ]
エックス「あ、ああ。ありがとうソニア…ルイン、ソニアが…」
ルイン「ありがとうねソニア」
ソニア(サイバーエルフLv3)から軽食をもらいつつ、書類を片付ける。
エックス達は自分の仕事をこなしつつゼロの書類を書いていたが、いくらレプリロイドの中でも並外れたスタミナを持つエックスとルインでも限界は存在する。
それはストレスも同じこと。
ホーネック「はい、これ追加の書類です」
ホーネックが書類の山をまた持って来た。
エックスとルインはそれを顔面蒼白で見つめる。
ルイン「ホ、ホーネック…嘘だよね…嘘…だよねえ…?」
涙目で自分を見つめるルインに凄まじい罪悪感を抱きつつ、ホーネックは今のエックスとルインにとって死刑宣告に等しい一言を言い放った。
ホーネック「……本当です」
ルイン「………」
エックス「…………」
ホーネック「……………」
ルイン「………………」
エックス「…………………」
ホーネック「……………………あの…」
沈黙に耐えられなくなったホーネックが口を開いた瞬間。
ルイン「ウソダドンドコドーン!!ワデノカラダハ、ボドボドダァー」
ホーネック「うおっ!?」
某オンドゥル星人のようなルインの悲痛な叫び声が、部屋に無情に響き渡った。
エックス「ルイン!!しっかりするんだルイン!!」
壊れてしまったルインの肩を揺さ振るエックス。
ふと、ゼロの方を見遣ると、まるで無関係とばかりに頬杖をついている。
それを見たエックスの中で何かが弾けた−−−−−。
エックス「いい加減にしろ!!自分の仕事くらい自分でやれええええええ!!!!」
腕をバスターに変形させてゼロにエネルギーをチャージしたバスターを向けるエックス。
ブチ切れて鬼と化した今のエックスならアーマー無しの素の
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ