第二十三話 滝の洞窟
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「イオラ!」
襲ってきた肉団子のようなモンスターと踊る宝石(デボラが好きそう。)をイオラでまとめて吹き飛ばした。
ビアンカがメラミでベホマスライムを撃退し、アベル、ピエール、ジョー、ゲレゲレがほかの魔物を屠った。
「ああービックリした」
ドラキチが言った。だが私もビックリした。何せバックアタック(物理)されたんだから。(傷はベホイミで回復済み。)
「けど、魔物は案外弱かったわ」
と、ビアンカ。
「確かに魔物は弱かったけど水のリングを守っている魔物はどれくらい強いんだろうか」
アベルはたぶん溶岩原人のことを思い出しているに違いない。(ちなみにここにはボスはいない。『影響』をうけていたらいるかもだけど。)
「とりあえず、トヘロスかけるよ」
スラリんちゃん、あなたいい子!(親ばかならぬ仲間ばか。)
トヘロスのおかげで特に魔物には出くわさず、危険なく探索できた私たちはあるものを見つけた。
「すごい綺麗……」
そう、滝である。絵にもかけぬ美しさという言葉があるがこの場合は文章に書けぬ美しさというべきか。
「ここでお弁当にしない?」
ビアンカが言った。うん、食べると言おうとした所で、
グゥゥゥ〜となった。……私のおなかが。
「わかった。お弁当にするわね」
やめてビアンカ笑顔が苦しい!
この時ほど特典にFFの魔法が使えるようになって欲しいと思ったことはない。(おなかにサイレスかけるため。)
「あっはっはっはっはっは!!!」
やめろドラキチ。あからさまに笑うな!
ってなことがありつつ私たちはお弁当タイム。
「このサンドイッチおいしい」
そう言えばトルネコさんのお弁当もサンドイッチだったなと思いつつビアンカにお弁当の感想。
「ありがと。……本当はアベルに言って欲しかったんだけど」
「?ビアンカなんか言った」
「ううん?なんでもない」
ありがとの後ビアンカなんて言ったんだろ。なんでもない言ってるからなんでもないのことなのだろうけど。
*
「う〜ん。見つからないな〜」
「宝物がそう簡単に見つかっちゃったら冒険の意味ないじゃん、ドラキチ」
「なんだ、お前たちも水のリングを探しているのか」
って誰だあんたは!
「あなたは?」
「おれは戦士のスコットだ。お前たちと同じく水のリングを探しているんだが、両手に花の色男に見つけることができると思えないな」
色男関係ないだろってか、ただのヒガミだろ。
「まぁ、アドバイスくらいはしてやる。『水のリングは水に抱かれて眠っている』というヒントがどっかの本にあったな」
「そ、そうですか。では
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