第187話 極悪なる空気と大地
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・・・」
レ「あの2人が、押されてる・・・」
銀河の旋律の待機場所にいるキース、カオリ、レヴルは信じられないものを見たような顔をして、目は瞬き一つせず、会場に釘付けになってしまっている。
ヤ「ウム・・・・格が違いすぎる。」
実況席からバトルの様子をずっと見ていたヤジマが小さく呟いた。
チャ「銀河の旋律の最強コンビであるコグレとナナヨが、妖精の尻尾の前に手も足も出ないっ!このまま試合終了となってしまうのかーーーーーっ!?」
コグレとナナヨはボロボロになった体で必死に立ち上がる。
コ「・・じょ、冗談じゃ、ねぇ・・・俺、達は・・最強を目指す、ギルドに・・・属して、るんだ・・・・!」
ナナ「こんな、ところで・・・負け、て・・なんか、いられ・・・ないのよっ!」
ナ&リョ「!!?」
顔を上げたコグレとナナヨの瞳を見て、ナツとリョウは目を見開いた。
コグレの瞳は青色、ナナヨの瞳はオレンジ色のはずなのだが、顔を上げたのと同時に、コグレは左目、ナナヨは右目が赤黒く染まっていた。
カ「ひゃあっ!」
カオリはコグレとナナヨの目を見て小さく悲鳴を上げ、顔を隣にいたレヴルの左肩にうずめた。レヴルはそっと右手で小刻みに震えているカオリの肩を抱いた。
レ「何度見ても、あの色は不気味だな・・・」
キ「あぁ。怒り狂ったコグレさんとナナヨさんは肩目だけがあんな色に染まる。それと同時に、地獄の戦闘舞台芸能の開幕だ。」
レヴル、キースが続けて言う。
カ「もぅ・・妖精の尻尾に勝ち目は無い。あぁなってしまったコグレさんとナナヨさんは、もぅ・・・誰も、敵わない。誰にも、止められない・・・・」
レヴルの左肩に顔をうずめたままカオリが呟いた。
ナ「な・・何だ、この魔力・・・?」
リョ「不気味だな、おい。」
ナツとリョウも思わず顔を顰める。
すると、コグレとナナヨがものすごい速さでナツとリョウの目の前に来ると、
ナ「うぶっ!」
リョ「ぐわばっ!」
コグレの拳がナツの鳩尾に、ナナヨの右足の踵がリョウの頭に直撃する。
エ「ナツ!」
ト「リョウさん!」
フ「な・・何だ今の・・・?」
ユ「速すぎて、目で追いつけなかった・・・」
ハ「人間離れの速度だったよ・・・」
エルザとトーヤが声を荒げ、フレイとユモとハッピーが目を見開き呟いた。
コ「はァッ!」
ナ「うぎぃっ!」
ナナ「やァッ!」
リョ「ぐはっ!」
コグレの左足がナツの顔面に、ナナヨの拳がリョウの鳩尾に直撃する。
シャ「ど・・
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