第187話 極悪なる空気と大地
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異変に気づいたナツとリョウは咄嗟に身構えた。コグレとナナヨは不敵に微笑んでいるだけ。
エ「何だ・・・?」
ユ「空気と大地が・・・震えてる。」
異変に気づいたエルザとユモが会場に目を見張った。
この異変は魔道士でない人には非常に分かりにくい異変だった。だから観客のほとんどは何が変わったのか分からなかった。
ナ「・・何だ、この異様な感じ・・・?」
リョ「空気と大地が・・・震えて、る・・・・?」
コ「ピンポーン!その通りだ。」
ナナ「会場の空気と大地の“質”を普通から極悪に変えたのよ。」
コ「この効果により、俺達の魔力は増幅し、攻撃守備の威力が上がるんだっ!」
ナ「ぐぁあっ!」
リョ「ナツ!」
ナナ「よそ見してると危ないわよ。」
リョ「うごぁっ!」
空気を纏ったコグレの蹴りがナツの左肩に、土を纏ったナナヨの拳がリョウの顎に直撃する。
ト「いきなりパワーアップしましたよっ!?」
ハ「ナツー!負けるなー!頑張れー!」
レ「リョウ!頑張ってぇ!!」
医務室でトーヤが驚嘆の声を上げ、応援席からハッピーとルーシィが声を荒げる。
グ「あれがコグレとナナヨの必勝パターンっつー訳か。」
エ「そのようだな。」
ユ「でも、その必勝パターン・・・あれだけじゃ、ないと思う。」
待機場所にいるグレイ、エルザ、ユモの3人は冷や汗を流した。
ナ「火竜の・・・鉤爪ッ!!」
リョ「3剣流・・・銀天嵐切ッ!!」
ナツが炎を纏った足を、リョウが3本の聖剣を振るう。しかし―――――、
ナナ「極悪なる大地の盾ッ!!」
ナナヨが両腕を下から上に持ち上げるように動かすと、会場の地面の形が崩れナナヨの腕の動きに合わせるように土が下から上に持ち上げるように動きナナヨとコグレの盾となりナツとリョウの攻撃から身を守った。
コ「極悪なる空気の刃ッ!!」
ナ「ぐああぁあぁあああっ!」
リョ「うぁああぁぁあああっ!」
ナナヨが攻撃から身を守ってくれてる間に、コグレはナツとリョウの背後に周り込むと、両手に纏った鋭い空気をナツとリョウの無防備な背中に向かって投げつけた。
マ「ナツ!」
ウェ「リョウさん!」
シャ「コグレとナナヨに・・・隙が無い。」
医務室にいるマヤとウェンディが声を荒げ、シャルルが奥歯を噛み締め呟いた。
コ「銀河の旋律はずっと、最強になる事を夢見てきたっ!その夢が今、叶う時なんだっ!!」
ナナ「|極悪なる大地の束
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