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【一発ネタ】レイフォンに憑依したオリ主が上から目線で原作をぶっ壊すお話
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意なことには変わりない。
そもそも死ななければ良いなどという問題でもなければ、原作知識などそこまで当てになる代物でもないのだから。
「――愛してるんだ」
刹那でも早くリーリンを止めたいとばかりに思考をマッハで置き去りしたレイフォンの口から、半ば無意識に想いが零れ落ちた。
だって、何だかんだで前世含めて初めての物乞い活動と二週間の絶食にレイフォンだってテンパってるし、お寿司。
「愛してる。リーリン(達)を。失いたくないんだ。大切なんだ」
言葉を重ねる度に、レイフォンの腕を振り払おうとする力がリーリンの体から抜けていった。
リーリンからすれば『大大大好きな私のお兄ちゃん』からの、ひっじょーに唐突かつひっじょーに熱烈な――それも先日クラスメイトから借りた恋愛小説に書かれていたような超がつくほど熱烈な――ラブコールであった。つまり、この反応は必然である。
「ずっと傍に居て欲しい……だから、許して。ごめん、リーリン……」
他方で、その代償とでも言うかの様に次第にリーリンの体の震えが大きくなってゆく。
何しろ確かに愛の告白(勘違い)は嬉しいのであるが、初等学校でも密かに人気があるレイフォンの愛を独占している事実(勘違い)は嬉しいけれど、一生傍にいて欲しいとプロポーズされたこと(勘違い)は有頂天になるほど嬉しいのに……それでも結局レイフォンは我が侭を貫き通そうというのだから。
それってリーリン的にはやっぱり度し難いわけで。
有体に言えば「もう! レイフォンったら、もう!(イヤイヤ)」みたいな心境なわけで。
まだ胸がドキドキして言えないけれど、言えるのならば「愛を囁かれたくらいじゃ誤魔化されないもんっ」と言い返してやりたいくらいなわけで。
「それに、僕は武芸者だから、汚染獣と戦わないなら活剄だけでも一月くらい」
しかもそんなところに、これまでに百篇も聞かされたような無粋な言い訳のセリフまで重ねられてしまえば。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ! 馬鹿ぁ!!」
乙女リーリンの震え(我慢)も限界に達し、レイフォンの言葉は強行に遮られもするのである。
「レイフォンの馬鹿!! 私だって好きなのに!! 私だってレイフォンのことが心配なのに!!」
この時リーリンの幼く薄い胸を満たしていた感情は何だったのだろうか?
『カナシイ、サビシイ、クルシイ、キライ、キライ、スキ……ダイスキ』
様々な想いがマーブル色に混ざり合ってリーリンはすっかり錯乱してしまっていた。
「なのにいつもレイフォンばっかり!! レ、レイフォン……ばっかり……っぅ……ふぐぅぅぅうう…………」
果てにはレイフォンへ伝えたい言葉さえも見失ってレイフォ
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