第五話
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は僕に復讐なんか、望んでいなかった……優しい僕の仲間が、そんなことを考えるわけがない。だけど貴方はこれからも人を傷つけ、殺すだろう……」
僕は光に包まれながら魔剣を創る。
「僕は第二、第三の僕達を創らないために、貴方を、滅ぼす」
「黙れ!おい、フリード!ちょうどいい!エクスカリバーを使って私を守れ!それくらいは出来るだろう!」
バルパーはフリードに自分を守れと言うが……
「あ〜あ……え?なんか言った?バルパーのおっさん?」
しかしフリードはどうでもいいと言った感じだった。
「いやぁ……正直、あんた守るメリットってやつを感じられないわけでして〜」
「貴様、何を!」
「まあ、何だ……結構面白かったけど、あんたの計画もこれで終わりって事ですわ。俺は最初からあんたなんかどうでもよかったってわけだ!うひゃうひゃ!俺っちが求めるのはそう!力、力、力!!あのイッセー君と戦うための力が欲しいんすよ!!」
「……何を言って……」
「君も知ってんだろぉ?イッセー君のあの力!あれで俺様は目が覚めたんですわ……あんな力を見せられたら……ただ悪魔を殺すだけの日常が馬鹿らしくなってさぁ……」
「でもイケメン君、君もなかなか面白いぜ?あんな聖歌、聞いたことがない!───闘おうぜぇ!イケメン君!!このエクスカリバーちゃんでよぉ!!!」
僕にエクスカリバーを向けてくるフリード。
「僕は……負けない。僕の気持ちに応えろ、魔剣創造!!」
僕の声に呼応するかのように、僕の魔剣に黒いオーラと白いオーラが交互にまとわりつく。
僕の魔剣が……形状を変えた。
「おぉ!?なんすか、それは!!ここで俺を喜ばせてくれる強化ですか!?」
僕の魔剣は、白と黒の光を纏う一本の剣となった。
分かる……これが何か、何をするためのものなのか!
「禁手……双覇の聖魔剣……聖と魔を司るこの剣、受けてみるといい!!」
「最高!!イッセー君との戦い前の前哨戦では勿体ないくらいだぜぇぇぇ!!!」
僕はもう……迷いはしない!僕には皆が……仲間がいる!!
SIDE OUT
「エスト、大丈夫か……?」
−あの程度、造作もありません−
「ごめんな、俺が神威をあんまりコントロール出来ないから……」
そう、俺の自身の中に流れる神威は極微量だ。
俺の出身はまぎれもなく地球であるからである。神威とは元素精霊界で日常的に過ごしていく事で蓄積されていくいわば経験の塊なのである。
俺は出身は地球であるため、元素精霊界とは何の関係もない人間だ。それゆえに神威は少ない。
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