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SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第二章 第二層攻略
第10話 ケーキ
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うそういないけどね…」
「そんなに高いんですか? なら、ぜひ食べてみたいですけど……じゃあ、さすがにそこは、こういう時にいつも奢ってくれる、シュウさんでも割り勘ですかね?」
「う〜ん」
 …正直あれを食べるとなると、物凄くお金がかかるのだが...

「いや…俺が(おご)りで良いよ。シリカより速く終わって、モンスター倒してお金稼いでたから。それとクエストを頑張ったシリカにプレゼントという事で………ただ少し分けてください、お願いします……」
 ……最後の方はかっこ悪く言ってしまったが、仕方が無い。

「あはは、どうもありがとうございます。ならお言葉に甘えさせてもらいますね。…後ならいつものお礼に、ケーキ以外の料金はあたしに払わせてください」
「それはさすがに……」
「ほら! 行きましょうシュウさん。もうあたし、お腹が()いて仕方が無いです!」
「え!? ちょっ!? シリカ!!」
 シリカは急に俺の手を握り、俺を引っ張って行く。俺はシリカの行動に動揺して、次に何を言おうとしていたのか忘れてしまった…

 そうして俺達は店に向かい歩き、10分位して店に着いた。
 そして店のドアを開けると…
「あれ? キリトさんにアスナさん?」
 俺より速くシリカが、早くにお店にいた人物達に話しかけた。

「あれ? シュウにシリカ、どうしてこの店に?」
 キリトが振り返って聞いてきた。

「どうしたって、この店に来たなら一つしかないだろ……一緒にいいか?」
「ああ、なるほどね。……俺は良いぞ」
 俺は了解を得るために、次はアスナのほうを向いた。そしたらアスナも分かったのか

「私も別に良いわよ。……それにしても、あなた達仲が良いわね」
「「へ? …あ!」」
 俺とシリカはアスナに言われて、まだ手を握ったままだという事に気が付いた。

「「そ、そりゃあ兄妹だからな(ですからね)」」
 俺達は何に対してだか分からないけど、見事なシンクロをも見せながら言った。
 ……行った後で気が付いたが、ますますアスナの誤解を解けなくなってしまった。



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「じゃあ俺達、先に行くよ」
「ああ、また明日な」
 キリトの言葉に返事をして、キリトが店から出るのを見届けた。どうやらこれから武器を鍛えに行くらしい…

 キリトたちとは10分くらいしか一緒にいられなかったが、だけどキリトたちは一時的に組んでいるだけだとわかった事と、《体術》が剣のソードスキルを使った後すぐに、使える事も分かった。…ちなみに明日は、アルゴとキリトと会う約束がある。

「は〜…それにしてもこのケーキ美味しいですね」
 ケーキを食べながら、シリカは幸せそうな顔で言った。
「そうだな
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