暁 〜小説投稿サイト〜
SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第二章 第二層攻略
第10話 ケーキ
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



「やっと終わりました〜」
「お疲れ様、シリカ」
 俺とシリカは今、《ウルバス》の街に来ていた。
 そして、俺達は2層に入ってから4日目に入っている。

 なぜかと言うと俺にシリカ、それにキリトは《体術》のスキルを使えるようにする為に、クエストを受けていたからだ。しかも、物凄く硬い岩を素手で割らないといけなく、さらにそのクエストが終わるまで、落ちないインクでアルゴのようなペイントがされてしまうのだ。

 そのインクのせいで、クエストの場所から出られなかった為、シリカは街を入ってから
「それにしても(にぎ)やかですね〜」
 と、楽しそうに周りをキョロキョロしながら言ってきた。

「そうだな、でも昨日も一昨日(おととい)もこんな感じだったぞ」
「そうなんですか?」
「ああ、シリカがクエスト中だった時のご飯はココから買っていったからな」
「あの時は助かりました。…でも、すごいですよね」
「ん? 何が?」
 そこでシリカが、街を見るのをやめて俺の方を見てきた。

「だってシュウさん、あのクエストを2日目のお昼に終わらしたじゃないですか! キリトさんだって今日の朝までかかったのに、あたしなんて今の今までやったんですよ!」
「いや…それは…」
 そう、俺はそのクエストをキリトより速く終わらしたのだ。
(あいつに勝てるものがあまり無いから、勝った事は結構嬉(けっこううれ)しい)

 速く終わった理由は、岩を割るときに《値移行》とは違う《システム外スキル》を練習しながら、岩を殴っていたからである。
 その為、思いのほか速く終わり、『終わったんでしたら、レベルなどを上げに行ってきてください。あたしはこのクエストをやってますから』と、シリカに言われレベルを上げて、数日後にシリカに『終わりました!!』とメッセージを貰い合流した。(ちなみにレベルは16になった。)

 …どうやらシリカは、ペイントされた顔をあまり見られたくなかったらしい。

 ちなみに今は、午後七時の鐘がなってすぐである。シリカがクエストを終了してから1時間もたってはいないが……

「まぁ…その…《システム外スキル》を少しな…」
「え!? 《システム外スキル》って、前に聞いた《ソードスキルのブースト》とかですよね?」
「ああ、その《ブースト》とは違う奴。…今度、俺が練習して上手くなってからおしえてあげるよ。今、あのクエストでずっと練習してたけど成功率はやっと3,4割くらいだからさ」
「本当ですか!? 約束ですよ?」

「ああ約束する、でも今はその話はいいからメシにしようぜ。シリカ、頑張ってクエストやってたから、とびきり上手いケーキのある店でご飯にしよう」
「ケーキが売ってるんですか?」
「そうなんだ、ただ物凄く高いから食べる人はそ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ