第三十二話 俺を造った博士は人類最強でしたU
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「そ、それにディザイア先輩が飛行艇で独断でエアフォースに向かったデシ!!」
ルイン「ディザイアが!?どうして…」
ゼロ「アイリス、奴の乗った飛行艇に通信を繋げられるか?」
アイリス「やってみるわ」
アイリスがキーを素早く打ち込み、ディザイアが操縦している飛行艇に通信を繋げた。
エックス「ディザイア!!お前は何をしているんだ!!早く戻ってこい!!」
ディザイア『エックス隊長、あなたは非道な行いをしているイレギュラーを見過ごせと?』
エックス「そ、それは…」
ゼロ「…お前1人で何が出来る。今すぐハンターベースに戻ってこい」
ディザイア『これはこれはゼロ隊長…私はスパイダスとの戦い以後、更に力をつけました。フクロウルのようにただ後方で指揮するような臆病者には負けませんよ』
ルイン「でもディザイア、君だけで挑むなんて無謀だよ」
ディザイア『ふ、副隊長…』
アイリス「そうです!!フクロウル参謀長は知略だけの方ではありません!!兄やジェネラル将軍が一目置くほどの…」
ディザイア『うるさい!!』
アイリス「っ!!」
ルイン「ディザイア…?」
ディザイアの怒声にアイリスは震え上がり、ルインは目を見開いた。
それを見たディザイアはバツが悪そうな表情を浮かべる。
ディザイア『失礼しましたアイリスさん。でも…少しは、私の言うことも聞いてください。私も…副隊長や皆のこと…ちゃんと 考えているつもりなんだ。それなのに…大丈夫です…全て…上手くいきます…もしフクロウルを倒せれば副隊長…私は…私はあなたに…』
通信が届かない高度に到達したのだろう。
モニターにノイズが走り、通信が途絶えた。
ゼロ「……まずいことになったな…」
ゼロはディザイアの実力がどの程度なのかは知らないが、フクロウルには絶対に勝てないと確信出来た。
伊達にフクロウルは戦闘のプロ集団であるレプリフォースの参謀ではない。
事実、カーネルでさえフクロウルに一目置く時点でそれに見合った実力があるのだ。
エックス「ダブル、飛行艇の用意を!!俺が追い掛ける!!ゼロとルインはハンターベースを頼む!!」
ゼロ「分かった」
ルイン「エックス、ディザイアを…彼をお願い」
エックス「…分かっている」
エックスはディザイアを追い掛けるべく、ダブルに用意させた飛行艇に乗り込み、エアフォースに向かうのだった。
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