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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 〜運命の先へ〜
第3話 「英国代表候補生」
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ど。

「本来ならわたくしのような選ばれた人間とクラスを同じくすることだけでも奇跡・・・、幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
「そうか、それはラッキーだ。」
「あー、はいはい。」
「・・・馬鹿にしていますの?」

お、それに気づける程度の知能はあるのか。感心、感心。

「大体、あなた方ISについて何も知らないくせに、よくこの学園に入れましたわね。男でISを操縦できるというから少しくらい知的さを感じさせるかと思っていましたけど、期待外れですわね。」

おい、俺まで巻き込むんじゃねえ。俺はコイツと違って第一世代からお前らの知らない技術までISのことを知ってるんだよ。説明すんの面倒だから言わねえけど。

「俺に何かを期待されても、困るんだが・・・。」

まあ、一夏はちゃんと試験をパスして入学した訳じゃないしなぁ。特例だって理由だけで強制入学させられた以上、多少の知識不足は看過すべきだろう。・・・多少かどうかは別としてな。

「ふん。まあ、でも?わたくしは優秀ですから、あなた方のような人間にも優しくしてあげますわよ?ISのことで分からないことがあれば、まあ・・・、泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ?何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから。」

お前は自国に帰ってISより先に道徳でも学んでこい、オルコット。まあ、教官を倒した腕は評価しないでもないが。でもあれ呆れるほど弱かったような・・・。

「あれ?俺も倒したぞ、教官。」
「は・・・?」
「ほう・・・。」

知識なしで教官に勝つとは、案外センスがあるのかもしれない。一夏に対する評価を変える必要があるな。

「倒したっていうか、突っ込んできたのをかわしたら勝手に壁にぶつかって動かなくなっただけだけどな。」

・・・前言撤回。それは倒したとは言わないんだよ。自爆じゃねえか、一体誰が・・・、山田先生だな。それ以外あり得ない。はい、決定。

「零はどうだったんだ?」
「あん?あの雑魚教官なら1分で潰した。」
「マジか・・・。」

あ、若干引いてる。仕方ねえだろ、予想以上に弱かったんだよ。むしろその後の方が面白かったんだが、更に引かれそうだから言わないでおこう。

「わ、わたくしだけと聞きましたが・・・?」
「女子ではってオチじゃないのか?」

余程ショックを受けたらしく、オルコットは前に乗り出して喚きたて始めた。ってか、エリートの証明があの入試の結果しかないとか、語るに落ちたな、代表候補生。

「あ、あなた方も教官を倒したって言うの!?」
「お、落ち着けって。な?」
「これが落ち着いていられ・・・」

キーンコーンカーンコーン。
絶妙すぎて感動すら覚えるタイミングでチャイムが鳴る
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