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東方変形葉
日常の中の無限変幻
東方変形葉33話「異変、解決、違和感」
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「・・・ちょっと、何よこれえ!」
なんとなく起きて外の空気を吸っていたら、いきなり地震が来て私の神社が倒壊した。
「・・・みんなは大丈夫なのかしら、少し様子を見に行こう。」
そして、私はあっちこっちの家を訪ねまわった。しかし、地震なんてなかったと誰もが言う。
私は確信した。これは異変だと。
真犯人は恐らく地上の者ではないと勘で思った私は天界に行くことにした。



「ふう、仕事終わりっと。」
俺が倒れた時に少したまった仕事がようやく終わった。普通の人形を箱に詰め、スキマでその店に届ける。
さてと、そろそろみんなをおこすか。
「お〜い、朝だぞー!起きろー!」
そういって姫雪の体を揺らす。
「ふにゃあああ・・・えい」
「わっ!?」
なんか飛び上がって抱きついてきて、布団の中に強制連行された。見た目は幼く見えるが、仮にも妖怪。腕力はかなりあるようだ。
「ほらほら〜、朝だぞ〜。」
頬を少しつまんで横に引っ張る。でも起きない。
う〜ん、猫の弱点ってなんだっけ。え〜っと、あ、猫耳に熱い息を吹けばいいのかな?少し熱い息を耳に当ててみる。
「にゃうっ!?」
効果あり。
「ふにゃあ・・・おはよう。」
「ああ、おはよう。ところで、そろそろ腕を外してくれないか?」
「ん〜・・・やだ。」
抱きつく力が強くなった。まだ寝ぼけてるな。仕方ない、こんなこともあろうかと持ってきたもの。それは!
「ん〜・・・にゃうにゃっ!?」
みかんの皮。それを鼻に少しかける。猫って柑橘系のにおいとか嫌いなんだよな。
案の定、飛び上がって起きた。
「び、びっくりした〜・・・あ、おはよう!」
すごい輝かしい笑顔で言った。鼻に柑橘のにおいをつけた犯人が俺だってわかってないのかな。
「ああ、2回目のおはよう。さて、人形たちも起こさないと。」
その後、人形たちを起こし、朝食を食べた。



「はいこれ、永琳が作ってくれた弓。」
見たところ、姫雪のように体格が小さな子から、ある程度の大人まで使えるちょうどいいサイズだ。
「わあ〜!すごい!やった〜!」
ぴょんぴょん跳ねて喜んでいる。あ、使う前にあれをしておかないと。
「ちょっと待ってね、今あることをするから。」
「?」
用意したのはある紙。
「“永遠の変化”をこの紙に・・・ふっ!」
そうすると、紙が不自然に揺れた。
「あとは、この弓に張り付けるだけ。これで良し。」
「何をしたの?」
「この弓を何があっても絶対に壊れないようにしたんだよ。」
まあ、紙に力を分けて張り付ける方法は紫に教えてもらったばっかりで、今初めてやったんだけど。
「わあーっ!ありがとう!」
「はい、君の弓だよ。壊れないからと言って、乱暴に扱わないように。今日はそれを使った特訓をしよう。」
「おー!」

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