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FAIRY TAIL 忘却の最期
第11話 ナツ、村を食う
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!?」

「ワシの分も頼んだぞ!」

「みんな冷静さ失い過ぎだよラスト・・・・・・・・ラスト?」

ラストに問いかけるルーシィだったが、彼の俯いたまま動かない

そして

「・・・・・・・すまん、俺も行く」

そう言った後ジトッとした目を見せて怪物の元へ走り出す

「ええええええええええええええ!?」

ツッコミを捨てたラストが蠢く怪物の前に来た

「妖精の尻尾一の炎の料理人だぁ!!」

「シャーベットの完成いただきます!」

「1本の長さがおよそ5cm、幅は4mm隔で切り刻むのがコツだ」

既に3人は各々の調理を行っていた。

「ナツは蒸し焼き、グレイはシャーベット、エルザは・・・刺身か?それじゃあ俺は」

ラストはDBを呼び出し怪物目がけて飛び上がる

「水分からいただくとする!ツイスター!!」

ラストが怪物に触れると、その巨大な身体が捻じれていき雑巾を絞ったような形になった

そこから染み出た水分を、あらかじめ用意しておいた容器の中に入れた。

「怪物の出汁って正直気持ち悪いが、さっきから喉がカラカラだったし」

「うわあああああ!!」

後ろでハッピーが椅子の形をした怪物の上に乗って走り回っていた。

「何やってんだハッピー?」

ふと振り返って状況を確認したが

正直、今はどうでもよかった

「「「「いただきま〜す!!」」」」

全員が怪物の料理を口に運んだ

そして・・・・・・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「「「「まぁぁぁぁぁずぅぅぅぅぅぅいぃぃぃぃぃぃぃ!?!?!?!?」」」」

全員があまりの不味さに絶叫した

「何だあれじっちゃん!あんなの食えねえぞ!!」

「マズイにもほどがあんぞ!!」

「ああ、食べられたものじゃない」

「私に食べさせてから言わないでください!!」

「うぷ・・・は、吐き気が・・・」

ラストは怪物の出汁を一気飲みしてしまったため、吐き気で口を抑えていた

全員が怪物の不味さに不満を爆発させている中

ハッピーは椅子と一緒に壁に激突し、その直後頭にあったキノコがとれた

「お前キノコとれたぞ!」

「そんなことより何で誰も止めてくれなかったんだよ!ひどいよナツどうして!!」

「は?」

「遊んでたんじゃないのか?」

ナツとラストの一言で、ハッピーはショックで固まった

「しかしまいったな、こうも不味くては空腹でも・・・」

「元々バケモン食おうってんだからな」

「ああくそ!食えねえってわかったら本気で腹減ってきた!」

「ごめん・・・吐いてきていい?」

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