第11話 ナツ、村を食う
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精の尻尾ですから・・・」
「ガハハ!そうとも言うわい!!」
「そうとしか言いません・・・」
ラストが静かにツッコミを入れた後、ナツとグレイが走り出した。
「ええいめんどくせぇ!力づくでもなんか食ってやる!!」
「おいそりゃちょっとした強盗だろ!」
「ってお前もその気だろうが!!」
一件の民家に入ったナツは、テーブルに置いてあった食べ物を食べようとした。
「よしまだ食えるな、いただきm「ちょっと待てナツ」
ラストがその手を止めた。
「なんだよラスト!?」
「いや、少し待てナツ。不自然だ」
エルザが指摘した通り、おかしい点があった。
テーブルに置いてある食べ物がキレイ過ぎる
明らかに今から食事をするかと思うくらいに
「村の連中は何処に行った?」
「知るかよ、とにかく食おうぜ?」
「待て」
と、エルザが威圧しながらナツを止めた。
「は、はいいい!?」
「先に村の様子を調べる必要がある。もう少し我慢」
と、エルザから腹の音が大きく鳴り響く
「エルザ・・・お腹鳴り過ぎ・・・」
「説得力ゼロじゃな」
「人間の生理現象だから仕方ないけど・・・」
「ナツ達はキノコか何かを探してこい。村の食べ物には触るな、私とマスター、ラストで村の中を調べる。」
と、腹を鳴らしながらエルザは指示を出した。
「あ〜あ〜わかったよ、行くぞハッピー」
「あい」
「何故キノコ!?」
「ルーシィ、ここは任せて何か腹に入れてこい」
「キノコで?」
「いやキノコじゃなくてもいいんだが・・・」
んでもって?
「う〜ん・・・どこか不自然だ・・・」
ラストは一通り村を見て回り、疑問を更に深くした。
「さっきまで生活してたかのようだよな・・・」
乾された洗濯物を見てそう呟く
もし放棄された村であるならば、キレイに衣類が乾されているわけはなく
そして、建物がほとんど朽ちるわけがない
「一体この村になにが・・・・・・・・・・ん?」
ふと、村の地面を見たラストは
何かに感ずいた。
「まさか!?」
何かに確信を抱いたラストはエルザとマカロフを探した。
二人の気配を感じ民家の扉を開けると
「・・・・・・マスター?」
「い、いや違う!!調べようとしただけじゃ!!」
鍋を食べようとしたマカロフと、静かに怒りを見せるエルザがいた。
「何やってんのあんたら・・・」
ラストは冷や汗を垂らし呟いた
「ラスト、そちらはどうだった?」
「誰一人いなかった・・・廃村にしては全ての物が真新しすぎる」
「
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