第三十話 Bio Laboratory
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いよ。早く戦おうよ!!それじゃあ、ヒーローごっこしよ!!君が悪者ね!!」
ゼロ「チッ…ガキが相手か……」
子供が苦手なゼロは舌打ちしながらZセイバーを構えた。
マシュラーム「行くよ!!ソウルボディ!!」
マシュラームが複数に分身し、ゼロを囲む。
ゼロ「分身か…」
マシュラーム「そうだよ。僕は分身を生み出す能力をもっているんだ。だけどそれだけじゃないよ。この分身は実体を持って、僕と同じ戦闘力を持ってるのさ」
ゼロ「そうか、それは大した物だ。」
マシュラーム「手加減なしで行くよ!!」
大きく跳躍すると縦横無尽に飛び回る複数のマシュラーム。
ゼロ「舐めるなよガキが!!」
ゼロがマシュラームに迫り、Zセイバーを一閃させる。
一瞬の抜刀術を前にマシュラームは回避する暇さえ無く、真っ二つに斬って捨てられたと思われたが…。
どうやら斬り捨てたのは分身の1体のようだ。
分身の複数のマシュラームが回転しながらの体当たりを喰らわせる。
ゼロ「ぐっ!!」
どうやら実力は見た目によらず、極めて高いようだ。
甘く見るとこちらがやられてしまう。
ゼロ「はあっ!!」
裂帛の気合で振り下ろされた斬撃がまたしても空を切る。
マシュラーム「無駄だよ。僕のソウルボディは君には絶対に見切れない。」
更に分身を増やしながら言うマシュラーム。
ゼロ「くっ…!!」
いきり立ったゼロがZセイバーを振るうが、マシュラームの姿は再び消え失せ、数歩離れた場所にいる。
マシュラーム「行け!!分身達!!」
複数のマシュラームの分身達がゼロに向かっていく。
ゼロはZセイバーを振るい、数体消すが、焼け石に水にしかならない。
マシュラームの分身達はゼロに群がると一斉に殴る蹴るの攻撃を浴びせる。
ゼロ「ぐっ!!」
耐え切れずゼロは吹き飛び、床に叩き付けられた。
ちらりと柄を握る右手を見遣る。
ゼロ「……」
ケイン博士に言われた言葉が頭を過ぎる。
確かあれは、バスターのICチップが壊れて、ケイン博士に修理を頼んだ時だ。
ケイン『バスターの回路は完全に壊れてしもうとる。こいつを直すにはかなりの時間がかかるのう』
ゼロ『そうか』
元々ゼロ自身分かっていたためにそこまでショックを受けていない。
ケイン『じゃが、アースクラッシュの放つための回路は辛うじて生きちょる。』
ゼロ『本当か?』
ケイン『うむ、しかしのう……こんな状態で撃ったら右手そのものが駄目になるかもしれん。極力使わんでくれい』
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