暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth6聖王家の番犬〜Meister des SchwerT〜
[5/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
一通の手紙を取り出して、オーディンさんは受け取って早速中身を読み始めた。それをじっと眺めるわたし達。オーディンさんは読み終えた後、「承知した。王都ヴィレハイムへ行こう」なんて耳を疑う事を言った。騎士トーマスが「来ていただけますかっ。感謝いたします、騎士オーディン」って歓喜の声を上げた。
「まっ、待って下さいっ!」「ちょっ、マイスターっ?」
話が読めずに慌ててアギトと一緒に止める。説明を求めたところ、オーディンさんは手紙の内容を話してくれた。大まかに言うと、なんとアノ聖王家のオリヴィエ王女の治療に、オーディンさんの力を借りたいとのお願いだった。
聖王家。ベルカに住まう者ならば誰もが知る名前。オリヴィエ王女は今シュトゥラに留学中で、王城にいらっしゃる。以前、男爵位の継承の儀に王都に赴いたけどもちろん会えず。そんなオリヴィエ王女は王位継承順位は低いけれど、武道と魔導ともに優れた御方だと聞き及んでいる。わたしが決めた、一目で良いからお会いしたい御方、という順位の第一位。それがオリヴィエ・ゼーゲブレヒト王女。
「ここ最近オリヴィエ王女の体調が優れないとの事だ。そこで、私の魔道を」
「確かにオーディンさんの魔導であれば、大半の怪我や病気は治せるかと思いますし、私に出来る事があればお手伝いもしますし」
「でもマイスター。アムルを空けてる間にイリュリアが攻めてきたらどうするの?」
「その事についてはご安心を。手紙にも記されているかと思いますが、国境警備の騎士団には私を含めた王都の騎士隊が参加します。騎士オーディンがアムルを空けている間、我々が国境を死守いたしますので」
「だそうだ。世話になっている国の王子クラウス直々の頼みだ。断るわけにはいかない」
そう言われるともう止める事が出来ない。ううん、そもそも王都に呼ばれた理由からして止めるなんて選択肢は無かった。でもちょっと寂しいかも。オーディンさんがアムルに住むようになってから一日として逢わない日なんて無かったから。そこに「オーディン。どっか行くんか?」って休憩に入ったのかヴィータちゃんが会話に入って来た。後ろにはシグナムさんとザフィーラさん、アンナも居る。
「ヴィータ。・・・ああ、王都に出張だ」
「では我らも共に王都へ・・・?」
「う〜ん、そうだな・・・・。一度遠くまで出掛けてみるか」
「我が主。我はアムルへ留まりたく思います。喧騒な場所はあまり好みではない故」
「そうか。ならシグナム、ヴィータ、シャマル。そしてアギト。王都まで一緒に来てもらっていいか?」
あれよこれよと話が進んで行っちゃった。で、そのままオーディンさんは王都ヴィレハイムへ向かう事に。あぅ、わたしも行きたいな。オリヴィエ王女とお会い出来るかも。ひょっとしたら少しお話も出来る
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ