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転生者の珍妙な冒険
ワムウと対峙したジョセフってきっとこんな感じ
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瞑っても避けられるぞ!!」
そう言って体を捻って拳を躱す、と同時に俺の直感が何かを警戒した。
「ッ、愚者(ザ・フール)!!」
咄嗟に砂を掴んでスタンドに変える。形成したスタンドは名前だけで出したので弱く、砂の壁を1つ作る程度の力しかなかったが、それでも俺に危機感を持たせた「何か」を防ぐことは出来た。
その何かは・・・・・。
「・・・・・闘気、か?」
国王の後ろで控える、闘気でできたかのようなもう1人の国王。まるでスタンドだ・・・。
「ほぅ、よく分かったな小僧!! 少し前に何やら闘気のような物で分身を作って戦った男がいたと小耳に挟んだので作った、儂の新たなる切り札『双気演武』じゃ!!」
その言葉と共に攻撃してくる闘気と国王。かなり素早いから紙一重でしか躱せん・・・・。

ん? 待てよ、闘気のようなもので分身を作って戦う男・・・・?





それ、俺じゃね?
いや、俺だよね、多分オッサンと戦った時の世界(ザ・ワールド)だよね? べム擬きとか男爵と戦った時の銀の戦車(シルバーチャリオッツ)だよね?




・・・・・・・・ぷちっ♪






「パクってんじゃねぇぞオブェふォ・・・・!!!」
腹にまともにパンチ食らった・・・・。畜生、動きを一瞬止めちまったぜ・・・。
「何じゃ小僧、何か言うておったな。まぁ何にせよ、儂の攻撃の前では動きを止める等出来んぞ!!」
黙ってろよ糞ジジイ、俺はパクられるのが大嫌いなんだよ!!
こうなったら見てやがれ、本場を出してやる!! 時計のキーホルダーを「飾り」とか言って没収しなかった王室前の兵士を恨みやがれ!!

「タロット、大アルカナは21番『世界』の暗示するスタンド、世界(ザ・ワールド)!!!」

流された波紋に反応してスタンドに姿を変える時計。世界(ザ・ワールド)の誕生だ!
「むっ、貴様も『双気演武』を操るじゃと!? 中々手練れのようじゃな!」
黙れよ爺、元々俺のだ。
「じゃが無駄じゃ!! 洗練された闘気によって作られたこの分身は儂自身をも超える鋼の筋肉! これを破らねば儂には届くことも出来ん防御壁でもあるのじゃ!!!」
なんだ、簡単じゃん。
「成程、要はそれをブッ飛ばせばアンタに攻撃できるんだな、爺。楽勝だからちょっと待ってろ。」
「は? てか小僧、お主喋り方変わって「さらに!」ぬ?」
「アンタに食らったのは1発だしな、それ以上殴ったら不公平だ。俺は年寄にはフェアにいきたい。俺も1発で勝負を決めてやるよ。」
次の瞬間には戦闘場全体を揺るがす怒号、てかブーイング。やっぱり国王を馬鹿にしたりは拙かったか、そこで爺もキレてるよ。
だけど、俺はとっくにキレてる、くたばれ!!
「いい度胸じゃな小僧!! 後で吠えずら描かせて「|世界《
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