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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
StrikerSプロローグ エースとストライカー、それぞれの第一歩
68話:A's to StrikerS(前篇)
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良かっただけですから!
希少技能
(
レアスキル
)
持ちの特例措置もありましたし…!」
そこで比較されるのが、はやてだ。
はやては猛勉強の末、エイミィが言ったように上級キャリア試験に合格した。因みに俺もこの試験には合格したが、あれは確かに難しい試験だった。一発で合格するには、相当な努力が必要な筈だ。
まぁそういつもいつも比較されてちゃ、あまりいい気持はしないよな。ほら、フェイトが後ろで落ち込んでら。
「
希少技能
(
レアスキル
)
保持者とかスタンドアロンで優秀な魔導士は、結局便利アイテム扱いやからな〜。適材が適所に配置されるとは限らへん」
それは俺も感じていた事だ。実際特別部隊の話が持ち上がるまでの仕事は、そんな感じがあった。
だけど、だからこそ―――
「でもはやてちゃんの目標通り、部隊指揮官になれば……」
「その為の研修も受けてるじゃない」
「準備と計画はしてるんやけどな〜、まだ当分は特別捜査官として色んな部署を渡り鳥や」
しかしそれのおかげで、色々な経験や経歴を積んだり人脈を作り上げることができる。それもまた、部隊に必要になってくることだ。
「陸上部隊は海や空と違って、部隊ごとの縄張り意識みたいなもん強いし…そのへん肌で感じてみるといい、ってクロノ君も教えてくれたしな。まぁ部隊指揮官はなったらなったで大変そうやし、何処かで腰据えて落ち着けたらそれはそれで……ゆー感じやな」
と膝元にやってきたリインフォースに食べさせながら、はやてが言った。
まぁそんなところは、俺も感じていた。地上部隊の縄張りってのは、アイク部隊長から話された事だ。結構面倒なんだよな。
「でも私達の中での一番の出世頭は、やっぱり士君でしょ」
「ん?俺?」
「そうだね。特別部隊だってもうすぐだし、士君はそこの副部隊長だし…」
「階級ははやてと同じ一尉だしね」
「私と同じように、上級キャリア合格しとるしな」
「お前らなぁ…」
三人のそれぞれの意見を聞いて、俺は何度目になるかわからないため息をつく。
「こっちだって色々大変なんだぞ?フォワード陣をどうするかとか、俺自身も学んでいかなきゃいけない事も多いし…」
「そうやね〜。前線メンバーは、どうしても怪人と相対する事になるんやし…」
「それって普通の魔導士じゃ、難しいよね」
「あぁ。だから困ってんの、こっちは」
そう言って俺も皿の上にある物を一口食べる。
まず遠距離主体の従来のミッド式じゃ、いくら強くても限界が見えてる。そこに前衛の、しかも俺のような一対一で戦える奴がいれば、少しはマシになるんだが……
「あ、そうや三人共!G.Wの連休、どないなっとる?」
「はやてちゃんの研修先近くの温泉地だよね?」
「お休み申請出してあるよ」
なのは達は今度の連休
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