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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
StrikerSプロローグ エースとストライカー、それぞれの第一歩
68話:A's to StrikerS(前篇)
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終わったら戻ってきますので、その時に」
『明日でもいいと思うが……まぁ了解だ』
「それじゃあ、お先上がらせてもらいます」
『おう、楽しんで来いよ〜』
アイク部隊長の言葉を最後に、通信を切る。再びため息をついてから、俺は荷物を纏めて席を立った。
PT事件、闇の書事件から早六年。俺達は中学三年生となり、それぞれが忙しい身となっていた。
なのはは憧れていた夢の舞台、航空戦技教導隊に。
フェイトは執務官試験に合格し、本局執務官に。
はやては特別捜査官として、
地上
(
ミッド
)
の色々な部署や部隊を転々と。いつかは自分の部隊を、と考えて色々模索中らしい。
アリサやすずか達の方もそれぞれが忙しく、最近は学校以外で顔を合わせる機会がなくなってきてしまったが、それでも仲良くやっている方だろう。
……あ、俺?
俺ははやてより一足早く、自分の部隊を―――という訳でもない。
上記で語った部隊の話は、未だに発足には至っていないが―――怪人対策の特別部隊となる予定だ。俺はそこの副部隊長を任される事になっている。
まぁ俺自身部隊を請け負える程、経験がある訳でもない。だから俺は部隊長の補佐として、部隊長は別の人物―――アイク・ヴォーデンさんがなる事になった訳だ。
んで、その部隊の前線メンバーを揃えたいんだが……これが中々決まらない。
俺も一応前線で戦う事になりそうなんだが、流石に俺一人じゃ手が回らない。となると、やはり人手を増やす必要があって、それにはまずあいつら≠ニ渡り合える力が必要で……
とまぁ、こんな感じで行き詰りつつあるのだ。
「はぁ…ダメだな〜…」
頭を掻きむしり、つかつかと廊下を歩く。
向かう先は、アースラにあるレクリエーションルームだ。皆そこで集まって、同窓会を始めている筈だ。
「ま、今考えてもしょうがないか…」
思い悩むのは一旦止めて、俺は扉を開けた。
「あ、士君。お疲れ様」
「おう、なのはか。お前らもお疲れさん」
丁度扉近くでシグナムと話していたなのはから第一声。それに返事をすると、周りにいた皆も気づき、挨拶が続く。
「しっかし、この量は凄いな。これ全部リンディさんやエイミィが?」
「いいえ、半分近くはアコース君からよ」
「アコース査察官ですか?」
「そうや。士君ロッサの事知ってる?」
「クロノの口から何度か聞いたぐらいだな。実際に顔を合わせたことはないな」
そう言いながら、俺も皿を取り食事を盛り付けていく。結構あるな〜、アルフの好きそうな肉もあるし……
「士、それ私のだかんな」
「小さくなっても、お前は相変わらずだな」
肉を見ていた所為か、ア
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