暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
StrikerSプロローグ エースとストライカー、それぞれの第一歩
68話:A's to StrikerS(前篇)
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だから、実質半年ぐらい前か。まぁ事の発端は、二年前のアレだろうが…
問題が尽きないな、とボヤキながら今日やらなきゃいけない書類を片付けていく。
その後一時間程して書類は片付き、再び背筋を伸ばす。
丁度その時、通信端末に通信が入る。
「はい、こちら門寺」
『よ、お疲れ様」
モニターを展開し、通信を繋ぐ。そこに映ったのは、青い短髪のがたいが大きい男。
「そちらこそお疲れ様です、アイク部隊長」
『おいおい、「部隊長」ってまだ部隊が成り立った訳じゃ…』
「トレイルさんに俺を『副部隊長』だなんて呼ばせているのは、一体誰でしょうね?」
『さ、さぁ?俺は知らないよ?』
そう言って視線を泳がせる、俺の通信相手――アイク・ヴォーデン部隊長。あまり嘘をつくのが上手くない人だ。因みに階級は二等陸佐。今の俺の二つ程上だ。
『そ、それよりお前さん、彼女達とは一緒に―――』
「話の腰を折らないでください」
『そう思うんだったら俺の話の腰も折らないで欲しかったな』
相変わらずの減らず口だな、と言ってからアイク部隊長は話を続ける。
『どうだ、そっちの進捗度合は?』
「書類仕事しかしてないのに、進捗度合も糞もありますか?」
『ないな』
「でしょう?」
はぁ、とため息をつくと、アイク部隊長はモニターの向こうで笑みを浮かべた。
『まぁそう慌てなさんな。きっといい人材がやってくるさ』
「万年人手不足と人材不足に悩まされている
管理局
(
ここ
)
で、そう簡単に『いい人材』を確保できるとは思っていませんよ」
『お前の言葉は嫌味しか感じられないな』
「それしか込めていませんから」
あ、そうそう。と何か思い出したような顔をして、アイク部隊長は別の話題を切り出してきた。
『もうそろそろロストロギアの確保が終わって皆で集まるらしいぞ、あっちは』
「なんでそんな事をあなたが知っているんですか?」
『いやな、クロノ提督からつい先程連絡があって、そう伝えてくれって頼まれたんだ』
「あの野郎…」
何なんだよ、まったく。なんであいつはそんな事を…
『それから伝言。「どうせ君のことだから、呼ばなかったら後で煩く言うだろ?だから一応連絡しておく」…だそうだ』
「………」
もう、言葉が出ない。あいつ、俺の事どう思ってんだ?
『まぁお前さんは今日やるべき仕事はやってくれたみたいだし、別に俺はお前さんが上がっても問題ないと思うが…どうするんだ?』
「……わかりました。フォワード陣のメンバーはこちらで考えておきます」
『それぐらいなら俺が考えておこうか?これでも元はお前と同じ副部隊長を任されていた男だぞ?』
「では二人で考えて、両方の意見の良い所どりでいきましょう。向こうが
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