暁 〜小説投稿サイト〜
風と雲の継承者
01 誕生―まがんをつぐもの―
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手を襲い、前方は氷漬けになる。

『消えなさい』

シヴァは指を鳴らすと氷は敵もろとも砕け散った。



戦いが終わった後、シヴァは消えた。
そして魔銃も黒い光を放ち俺の中に戻っていった。

なんで自然に体が動いたかはわからない。
魔銃にソイル入れる時もなんか変な事言っちゃったし。

まあ、今はそれよりシヴァが気になった。

消えてしまった。
召喚獣は召喚された後、幻獣界という場所に還ってしまうそうだ。(引き止めることは可能らしいが)

「ありがとう……シヴァ」

お礼を言って住むとこ探しを再開する。



それから少しした後、ムンバ達が戻ってきて俺の服を引っ張り始めた。(ムンバ達はマナで実体化中)

連れて行かれた先には洞窟があった。
近くに泉もあるし、いい場所だ。

「ありがとう、皆」

それぞれ鳴き声あげて喜び始める。かわいい。

なにやら食料も見つけてきてくれた。
魚やら木の実やらなぜかニンジンに似た野菜まで。

イフリートに火を出してもらって(マナで実体化でも種火くらいは起こせる)魚を焼き、食べ物集めてきてくれた召喚獣達と食べた。

食べ終わる頃には日が沈み始めていた。

暗くなってからの森は危なさそうだし、洞窟の中で寝る事にした。

奥には葉っぱが敷き詰めてあった。
召喚獣達がやってくれたのだろう。

俺はそこで寝た。

生まれて1日目はこうして終わった。






予言

どこの世界かもわからぬ、暗き世界。

そこにある巨大な貝の中。

一人の不思議な女性。

彼女はファーブラ。導くもの。



予言します。

蒼い不思議な球を前に静かに告げる。

彼らは精霊に近しきもの。

彼らは主と共にあるもの。

幼き主のもとで変わってゆく彼らと主の関係は――

遊び……―かぞくとなったものたち―



次回もアンリミデットな導きを――







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