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東方変形葉
日常の中の無限変幻
東方変形葉32話「弟子入りの猫耳少女」
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ったの1。緊急回避のスペカは何回か使っていたが、それでもなかなかのものだ。
「うん!あ〜、疲れた。」
雪姫は床に寝転がった。
「さてと、さっき言っていた友人に話をしてくるよ。」
「だったら、私もついていく!」
「ああ、その必要はないよ。ここで話をするから。」
「ここで〜!」
「ここでね〜!」
「えっ!?それってどういう・・・」
スキマを開き、永遠亭につなげる。
「あら、裕海じゃない。どうしたの?」
スキマというものにも、さらにその中から人の声が聞こえて来たので姫雪は驚いていた。
「ああ、少し頼みたいことがあるんだけど。」
「何かしら?」
一通り説明をした。
「なるほどね、この子の弓を作りたいと。いい弓はそんな素人が安々と作れる品じゃないわ。だから、私にまかせなさい。」
「うん、任すために頼んだんだけどね。」
「おねがいします!」
「なかなかかわいい子じゃない。弓は明日にはできると思うわ。」
明日!?早っ!
「よろしく頼む。」
「ええ。期待してなさい。あ、患者が来たからもうスキマは閉じて。」
足音がきこえてきたので、あわてて閉じた。横をみると、姫雪が目をキラキラと輝かせていた。
「それってなに!?そのすきまっていうそれは!」
子どものように身を乗り出して聞いてきた。
「ああ、これは“空間の変化”をいじってできるものなんだ。これでいろんなところに行けるんだよ。」
「へえ〜!あなたにしか使えない技なの!?」
「いや、もう一人いるよ。その名前は――――」
その時、空間の裂け目が現れた。
「裕海〜!退院おめでとう!祝い酒があるから一緒に・・・って、その子は誰?」
紫が現れた。
「ああ、紫。この子はね、かくかくしかじかなんだ。」
「えっ!?説明雑!?」
「なるほど、あなたに弟子入りしてきた、小鳥姫雪っていう子なのね。」
「そしてなんで伝わってるの!?」
姫雪のかわいらしい声のツッコミが部屋に響く。まあ、紫が一部始終をのぞいていたのはもう知っていたからこっそり紫と打ち合わせしたおいただけだけどね。
「姫雪、この人がかくかくしかじかだよ。」
「私にはその意思疎通はできないよ!」
この子、いろいろと面白い。
「で、この人がスキマを使えるもう一人の人で幻想郷の管理人である大妖怪、八雲紫。まあ、あっちのスキマは境界をいじってできるものだから俺のとは少し違うけど。」
「そ、そうなんだ。よろしくです、紫さん。」
「よろしくね。」
「さてと、・・・今日は退院祝いでここでプチ宴会をするのか?」
「ええ、そのつもりよ。霊夢と魔理沙を呼んでおいたから。今日はプチ宴会だけど、正式な宴会は明後日の博麗神社でやるからね。」
そのとき、家の前で声がした。
「裕海ー。来たわよ。」
「来てやったぜ。」
霊夢と魔
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