俺馴? 外伝2-2 [R-15?]
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愛しているの。おかしい?生物種的にはおかしいかもしれない。でもそれでもいい。
私みたいな、全てを偽って自分の心さえ偽って、他人の気持ちすら偽りに出来るような人でなしでも受け入れてくれるさざめくんだから。「バカいりこ」って罵って、人の頭に拳骨を落として、それでも「今回はこの辺にしておいてやる」って――
”一度あんなことになっても”尚、そんなことが言える。そんなさざめくんだから、愛しているの。
壊して騙して利用して、許されない罪を知って尚、一緒にいてもいいと言ってくれた貴方だから。
だからこそ、私はさざめくんといたい。
さざめくんの身体に入るものはすべて私が用意したい。
さざめくんの身体から発されるすべてを他の人に任せたくない。
だからそんな私の邪魔は誰にも出来ない。だれにも、かれにも、サクマ様にもエレミアにもナンバーズにも子供にも大人にも老人にも星の意思にもだれにもだれにもだれにもだれにもだれにもだれにもだれにもだれにだれにもだれにも………私を止められるのはさざめくんだけでいい。さざめくんだけが私を支配していいの。さざめくんを支配するものなんていらない。法律もいらない。神もいらない。なにもいらないの、さざめ君を感じれるこの身体があれば、あとはどれになってもいい。
求めて、さざめくん。
私の全てを求めて。荒い吐息を吹きかけて。
私の貌も、身体も、骨も血肉も欲しいのならばあげるから。
優しいさざめくんが私を求めるような、そんな世界を私が作るから。遠慮するさざめくんが私に遠慮しないような環境も、心も、全部導いて――もう一度、今度はさざめくんの意志で。
私を、支配してください。
私に全てを忘れさせるくらいに熱く、激しく、貪るように――それが、私の求めているもの。
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