暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第59話 思いもよらぬ大騒動
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てしまった。

「ねぇねぇゼノヴィア」

 と、そこでゼノヴィアに話しかける黒歌姉。

「ん? 何だ、黒歌?」

「『プライベートは、別だ』」

 と、黒歌姉がキメ顔で言った瞬間ゼノヴィアの顔が真っ赤に!

「にゃっはははっ! ゼノヴィアっち顔真っ赤!!」

「だぁ〜〜〜っ!! やっぱりお前は滅してやるこの化け猫ぉっ!!」

「にゃ〜はっはっ!! 鬼さんこちら! 手の鳴る方へ!」

 笑いながら逃げる黒歌姉とデュランダルぶん回して追いかけるゼノヴィア。どっかで見た光景だなこれ。黒歌姉もホント悪戯好きだよな。ゼノヴィアがいじりやすいってのもあるんだろうけど。それに嫌なこと忘れさせるためにわざとやってるんだろうなあれ。やり方はともかく優しいよな黒歌姉って。

 と、今度は火織がイリナに近付く。え、もしかして火織もイリナをいじるつもりか? いや、さすがに火織はそんなこと……

「ねぇねぇイリナ」

「な、何? 火織ちゃん?」

 警戒したような表情で火織のことを見るイリナ。そして……

「『答え』は見つかった?」

 うぉいっ!! 火織、お前もか!?

 そしてその言葉を聞いたイリナはまた目の幅涙を流し始めた!

「うぇ〜ん!! こんな短期間で見つかるわけ無いよぅっ!!」

「ごめんごめん、冗談だから泣かないで。ね?」

「火織ちゃんの意地悪ぅっ!!」

 そして火織の胸で泣き始めるイリナ。そしてそんなイリナの頭を火織は苦笑しながら撫でていた。ったく、忘れてたぜ。普段は黒歌姉の影に隠れてるけど、火織も意外と人のこと弄くるの好きだったんだよな。

 でも、なんだかんだで皆笑顔だし、良かったんだよなこれで。

 ……と、思ってたんだけど、その時俺は気づいた。この中でたった一人だけ、笑顔じゃない人がいたことに。

「これは……由々しき事態ですね」

 その人……会長が発した重々しい内容の発言に、先程までの和やかな空気は鳴りを潜め、皆が会長に注目した。

「ど、どうしたというの、ソーナ?」

 そんな重苦しい空気の中、部長が会長に尋ねる。

「……リアス、あなたはもう今月の報告書は提出しましたか?」

「えぇ、つい一昨日に……」

 と、そこまで部長が言った途端………………顔を真っ青にして脂汗をダラダラとかき始めた!?

「マズい……これは非常にマズいわ!!」

 あの部長がめちゃくちゃ取り乱してる!? 一体どうしたっていうんだ!?

「落ち着いてください部長! 何があったんですか!?」

 そしてそんな部長の肩を掴み、落ち着かせつつも何があったのか問いただす火織。

「……私達は特別な留学生として冥界の学校には通わずに人間界で学生をして
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