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とある3人のデート・ア・ライブ
第三章 悪夢
第13話 炎の精霊
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ザイン)】!」

と、その途中で、文字盤の『Z』から染み出した影が狂三の歩兵銃に吸い込まれていった。

そして即座にそれを真那に向け、放つ。

真那「無駄だと言って……」

その後に言葉はなかった。

随意領域(テリトリー)を持つ真那にはその程度の銃弾が通るわけがない。

だが、






真那の身体が空中に飛び立った状態で、完全に停止していたのである。








狂三「あァ、はァ」

狂三が笑い、真那の身体に何発もの銃弾を放っていく。

これで真那を確実に瀕死の状態に追い込める。

狂三「あら……?」

そこで狂三は違和感を覚えた。

確かに自分は真那に銃弾を撃ったはずだ。

なのに、




″真那に撃ったはずの銃弾がどこにもない″





狂三は真那が何かしたのかと思った。

いや、それはない。今、彼女は現在進行形で時間が止まっている。

狂三は確認のためもう1発撃った。

確実に自分がどこに撃ったか分かるよう慎重に。

しかし、



銃後はどこにもなかった。



狂三「一体……何がどうなっていますの……?」

狂三は本当の意味で困惑した。今までこんなことはなかった。

士道も狂三の異変に気付いたのか、声をかけた。

士道「お、おい狂三、どうしたんだ?」

狂三「おかしい……おかしいですわ!一体何がどうなっていますの!?」

狂三が時間が止まっている真那に叫ぶように声を出した。

その返事は以外なところから返ってきた。




?「悪いが、テメェの銃弾は真那には当たんねえよ」




声は狂三の右から聞こえた。

そちらを振り向くと、




右手が『龍の顎』なった上条当麻がそこにいた。



狂三「……浮いてる?それにその右手は何ですの……?」

上条「いちいち答えてたらキリがねぇよ。とりあえず、俺が上条当麻だってことは覚えとけ」

そして上条はゆっくりと空中を移動し、真那のところまで来た。

上条「所詮、その拳銃も中の弾も異能で造られたやつだから幻想殺しで打ち消せることは知ってたが……まさか俺の″右手″がここまで強いとはな……でもまあ、他人の力を借りねぇとこの″左手″にならねぇとは……まだまだ修行不足だな」

そして、時間の止まっている真那を″左手″で触った。



その瞬間、



時間の止まっていた真那が動き出した。




狂三「なっ……」

突進してくる真那を間一髪避けた狂三は、地上に降り立って、驚愕の表情で真那と上条を見ていた。

真那「チッ……避けられましたか……あと当麻さん、
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