ケモ耳いっぱい
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・。
皆美人だし、ケモ耳メイドだし、スカートは何故か短いし、尻尾はちゃんとついてるし、熟女からロリまで揃ってるし・・・。
「おい、貴様!!」
「はい聞いてます。王様はエロいです。」
あ、間違った。
そう思った時には、既に王様のこめかみの血管はプッツンしてました。
「貴様!! ニンゲン風情が儂をエロ・・・もとい変態じゃと!? 何様のつもりじゃ!!」
「いや、もといって言っても前後で内容一切変わってませんぜ?」
「黙れぃ!! 別室で待機させとる貴様の仲間がどうなってもいいのか!!」
そう言われたら弱いので取りあえず黙る。
そう、此処に着いた時に他のメンツとは別れさせられて此処に連れてかれた。皆は普通に客として接待されてるそうなので(あくまで今はだが)、俺としては別に暴れる意味とかも無い。
「で、貴方が偉いのは分かったので、俺だけが呼び出し喰らった意味を教えてくださいな。」
「貴様を呼び出した理由は簡単じゃ。 貴様、この儂と試合をしろ!!」
「お断りします。」
「何故じゃっ!?」
いや、何故ってこっちが聞きたいわ。
「何で俺が試合する必要がある?」
そう言うと、何故か王様は周りにいたメイドや仕官達を下がらせた。
「・・・・・人払い、つまり人にはあまり話したくない話、と?」
「そう言う事じゃ。まず、貴様が試合する理由はな、国民らに貴様らがこの国で泊まる事を認めさせるためじゃ。」
認めさせる?
そんなもん、交渉の結果俺が得た権利なんだから今更認めさせるもくそもないでしょうに・・・。
王様は俺の表情を読んだのか、言葉を続けた。
「無論、貴様らは儂の部下と交渉し、その結果、若干卑怯な手とは言え、此処に泊まる事の許可を得た。儂はあの部下を責めるつもりもなければ、今更貴様らを泊める事を断わりはせん。だが、市民は別じゃ。」
そう言って息を吐く王様。苦悩してるようにも見える。
「成程、国民の中にニンゲンへの反感と言うかそんな感じの思考があってそれが固まってる以上、いくら国王やその部下が俺らを認めても国民が認めないって訳ですか。」
「察しが良くて助かる。その通りじゃ。手段も手段じゃし、国民は貴様らを泊める事に皆反対しておる。既にこの短時間で何通も貴様らの追い出しを求めた書状が来おったわ。」
うわぁ、そこまでニンゲン嫌いですか・・・。
いや、俺がゲスい方法でこの国に入ったからか・・・?
「成程、だけどそれが何で王様との戦闘になるんで?」
「儂はこの歳になっても尚、この国最強の戦士じゃ。その儂と試合して勝てば流石に国民も一泊位は認めるじゃろう。獣人は強さで物事を図る事が多いからの。」
ほぅほぅ、話聞いてる限りはなんちゃって試合な感じか。
形だけ試合して、そしたら取り合えず野盗とかも居なさそうな場所で一泊出来る。いいね!
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