第十一話
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のラプターすら、相手にならない程の実力者だ。この世界では、ガトー少佐に負けたけどね。
月詠真耶。斯衛軍赤の法衣を纏う名家の女性だ。 御剣冥夜の護衛をしている第19独立警備小隊の月詠真那さんの従姉妹である。オルタでは登場せずに、AFで悠陽の世話がかりとして登場した人だ。切れるとメガネを外してヤンキー口調になるのは、従姉妹と言えど変わらないのが月詠家だ。この世界だと、幼なじみだから非常に怖いです。もしかして、俺が感じた嫌な予感って真耶さんが来るってことかよ!
「不動准将。私は沙霧尚哉中尉と申します。先程の模擬戦では、准将閣下のお造りになったMSに、全く相手になりませんでした」
「沙霧中尉か。先程の模擬戦なかなか良い腕前だったぞ。君の腕は悪くない、寧ろ誰よりも良かったぞ。其所は誇って良いぞ」
沙霧中尉に右手を差し出し、握手を求める。沙霧中尉も近づいて右に手を出して握りしめた。
握手した手を離してもらい、月詠大尉と向かいあう。
「お久しぶりです真耶さん。お元気そうで何よりです」
取り敢えず笑顔で、話かけることにした。すると頬をほんのり赤くした真耶さんがいた。
(なんで、そんなに貴様はカッコいい笑顔なんだ?)
「久しぶりですね不動准将。そちらも息災そうで、何よりです。日本に来るなら幼なじみの私達に連絡の一つも繰れても良かったのではないですか?」
真耶さんから、半端ないプレッシャーを感じる。なんて言うか、真耶さんからどす黒いオーラを感じる。もしかし、怒ってるて奴ですか?篁中尉に続いて月詠大尉も、連絡がなかった事に怒ってる様です。
「スミマセン真耶さん。ここ暫くは、忙しかったので連絡することを忘れていました」
「其くらいは、分かっている。私としては、最初に連絡をくれなかった事が許せないだけだ。大体お前は、」
メガネに指を掛けながら怒る真耶さん。彼女にメガネを外させたら終わりだ!誰かヘルプ!ヘルプ!ピンチなんです!
周りの方々に助けを求めて目線を、動かす。
沙霧中尉と目があった。
(沙霧中尉。助けてください!)
(不動准将、無理です。私では、助けられません。力不足ですいません)
沙霧中尉に目を逸らされた。次に目線を動かして、彩峰中将と目を合わす。
(彩峰中将。助けて頂けませんか?)
(うーん。まあ、自業自得だと思うぞ)
(そんな〜、何とかなりませんか?)
(まあ、君には光州作戦の時に世話になっているからな。今回だけだぞ)
(ありがとうございます。マジで助かります)
この間目線だけで、会話しています。所要時間は10秒だ。
「まあまあ、月詠大尉。積もる話は、また今度にしてくれないかな?」
「であるからと、そうですね。失礼しました」
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