第十一話
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ばかりに見ていた。一人の男性将校が近づいてきた。
「大尉どうしたのかね?」
「此は、彩峰中将。どうしたとは?何の事でしょうか?」
「いや、先程のから何か笑い出したから、何か気が触れたのかと思ってな」
「いえ。特に何もありません」
真顔で彩峰中将に返事をする。私は至って普通ですよ。ただ、ちょっと一人O・HA・NA・SIしたい人がいるだけですから。
「そ、そうかね?なら、良いんだがな」
何故そんなに、挙動不審なんですか?額に汗までかいてますよ?
「大尉。此れから私は不動准将と会うつもりなのだが、良ければ大尉も如何かな?」
「よろしいのですか?」
「構わないよ。大尉も不動准将と、積もる話も有るだろうしな」
此は気を使ってもらってしまいましたか。なら、お言葉に甘えますか。
「では、お供させて頂きます」
待っていなさい聞きたい事が、沢山有るんだから。
黒いオーラを全身から隠すことなく放出し続ける大尉であった。
???sideout
悠斗side
別室に案内されてから、暫くの間三人で他愛もない話をしていた。
コンコンコンと、ドアを叩く音がした。談笑を止めて、入室を促す。
「失礼します」
ドアが開き、青年が入室してきた。更に後ろから帝国軍の制服をきた細身の初老の男性将校が入る。その男性の後ろから赤色の斯衛軍の法衣を着たライトグリーンの髪の毛をおろしメガネをかけた女性が入ってきた。マジですか!沙霧尚哉と彩峰中将は、なんとなく予想してたけど、まさか月詠真耶さんが此処に来るとはな。
即座に立ち上がり敬礼する俺達3人。
「は!お疲れさまです。私は国連事務総長直轄部隊」
「メビウス所属の不動悠斗准将だろう。名乗りの途中て遮ってすまないな」
「いえ。大丈夫です彩峰萩閣中将。光州作戦の時以来ですね」
俺達の敬礼に3人とも返礼をしてくれた。彩峰萩閣。本来なら光州作戦の時敵前逃亡の汚名をかけられ処刑された彩峰慧の父親。クーデターの原因の元の一つになった人物。将軍派筆頭であり、沙霧尚哉の師でもある。軍人として汚名を被り榊首相秘密の説得を笑顔で受けいるた人である。その帰り道に榊首相が車の中で涙を流したのは余談である。沙霧尚哉。言わずと知れた、クーデターを引き起こした人物。彼は日本の腐敗に我慢が出来ずに立ち上がった人物だ。結果的に国益を優先する国に操られて立ち上がったのだが、クーデターは失敗に終わり国益優先国は戦力を悪戯に消耗させ、政治体制の移行に繋がったがな。まあ、あの国の連中に日本人の考えて方など理解出来んだろうがな。また、衛士としての腕前なら超一流である。旧OSでありながら新OS搭載の白銀の乗る吹雪を追い詰める程である。また最新鋭
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